葭始生は春の終わりと梅雨の準備

梅雨の先駆けの雨もよう

降ったり止んだりで、雨の合間に小鳥が鳴いている。

沖縄では例年、ゴールデンウィークが終わる頃に梅雨入りが発表されることが多い。

とはいえ、きょうの天気のように、4月の末にはもう雨ふりの日が続いて、これは梅雨の走りじゃないかしらという挨拶が交わされるような年も、しばしばある。

 

まあ、そのことをもって「気象台が忖度して、ゴールデンウィークの書き入れ時が終ってから梅雨入りを宣言するようにしているんだよ」などという人も中にはいたりするのだけど、それは、ものの見かたが意地悪というべきだろう。

気象庁の記録では、沖縄地方が5月5日までに梅雨入りした年は、1961年から90年までの30年間で5回だったのに対し、レジャーとしての旅行がより気軽になり、県内の観光入域者数も増え続けてきた91年から2018年までの28年間では11回を数え、ゴールデンウィーク中の梅雨入りは、むしろ近年になって増えているのだ。

過去30年の平均では、5月9日ごろが沖縄地方の梅雨入りの時期となっている。他府県より早く始まり、長く続く。

暑がりの県民はこのころから、電気代のために我慢していたクーラーを稼働させ始める。これは「冷房」じゃなくてまだ「ドライ」だから、という謎の言い訳を自分に対して与えながら…。

七十二候「葭始生」

きょう4月20日は、二十四節気でいう穀雨の初候、七十二候のうちの葭始生(あしはじめてしょうず)にあたる。春の終わりの時期だ。

葭始生をGoogle翻訳すると、First generationなんだそうだ。

当たらずそして近からず? という微妙な翻訳だけれど、なにかしら新しい生命力が漲っている感じはある。

 

沖縄の4月は日によって体感気温の差が大きく、これはもう夏が来てるねと思うような暑い晴れの日があるかと思えば、そのあとで冷たく湿った風が吹いて冬より寒く感じる一日もあったりする。

そんなわけで僕もまだ、長袖もふとんも片付けられない。

気が早い梅雨明けの予想

ちなみに統計によると、過去30年間の平均で、沖縄地方の梅雨明けは6月23日となっている。

これはご存知のように沖縄の慰霊の日に当たり、その日の前後に梅雨が明けるという県民の実感ともぴったり合致している。

ことし2019年はどうなるだろう。

ことしは旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)が6月6日にあたる。この日に県内各地で行われるハーリー(糸満だとハーレー)も沖縄に夏を告げる風物詩のひとつで、「ハーリー鐘(がに)が鳴ると梅雨が明ける」と昔から言われている。

だから今年は、梅雨明けも例年より早く来る、のかもしれないね。

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