「ゆうちょダイレクト残高照会アプリ」のサービス終了にともなって、ゆうちょから新しく提供されているアプリ「ゆうちょ通帳アプリ」をダウンロードした。
それを使い始めるにあたりちょっと面倒なことがあったので記録しておきたい。
というのも、このアプリの本人確認用のパスコードは電話の自動音声またはSMSで伝えられるのだけど、ぼくのゆうちょの口座はいま使っている携帯の番号ではなく、実家の固定電話の番号と紐づけられていたので、このアプリをすぐに使い始めることができなかったのだ。
だから、通帳と紐づいている電話番号を、手元にある携帯のものに変更する必要がある。
変更のための手段は複数あり、ぼくは郵便局のATMを利用して電話番号を変更してきた。
今回は、その変更の手順を紹介する。
郵便局のATMで通帳の連絡用電話番号を変更する操作手順
ゆうちょダイレクト残高照会アプリが使えなくなる
アプリ上で残高や取引履歴を簡単に確認することができる「ゆうちょダイレクト残高照会アプリ」の代替として、あらたに「ゆうちょ通帳アプリ」が案内されている。
左がゆうちょダイレクト残高照会アプリ、右が新しいゆうちょ通帳アプリ。
ゆうちょ通帳アプリ
こちらがゆうちょ銀行の「ゆうちょ通帳アプリ」のページ。
ぼくも早速導入したのだけど、初回の本人確認のところで躓いてしまった。
認証用の数字は電話で伝えられる仕組みになっている(※)。
(※:2021年10月17日以降は、携帯電話向けへはSMSでの認証番号通知に変更されています。固定電話へは従来通り音声で認証番号が伝えられます。)
しかし、ぼくの通帳に記録されている連絡用の電話番号は、実家の固定電話のもので、すぐに電話を受けることができない。
実家の固定電話よりは、今ここにあるスマホの電話番号で本人確認できたほうが便利だ。
この際、通帳に紐づいている電話番号を、スマホのものに変更することにした。
ゆうちょ通帳の連絡用電話番号の変更
ゆうちょの「よくある質問」のページを見て、ゆうちょの口座に登録されている電話番号を変更するには2通りの方法があることがわかった。
赤い点線部分がゆうちょATMで変更する方法。
実線部分が、ゆうちょダイレクトで変更する方法だ。
ぼくはまず、郵便局まで行かなくていい後者の方法を試みた。
ゆうちょダイレクトはすでに利用しているから、「ゆうちょ認証アプリ」をダウンロードすればいいわけだ。
しかし、このゆうちょ認証アプリを利用するためには、これまた口座に登録されている電話番号、つまり実家の電話でパスコードを聞きとる必要があったのだ。
がっかり…。
そしてこんなツイートをした。
ゆうちょ通帳アプリ。連絡先に古い電話番号が設定されているので変更したい→
ゆうちょダイレクトから変更できるよ→
ゆうちょダイレクトにログイン→
まずゆうちょ認証アプリをダウンロードせよ→
ダウンロードした→
初回設定のため旧電話番号に電話しますって。
誰がこんなシステムを作った。
— 堂周 (@dousyuOC) June 2, 2020
というわけで、この日は変更を諦めざるを得なかった。
ATMで口座の連絡用電話番号を変更する方法
結局郵便局におもむき、ATMを操作して、通帳に紐づいている電話番号を変更した。
ATMの操作自体は、拍子抜けするほど簡単だった。
必要なものは通帳と、変更用の電話番号を覚えていくこと。
ゆうちょのATMの基本画面はこうなっている。
口座の電話番号を変更するには、左側にある、画像内で赤で囲った「電話番号変更」と書かれたボタンをタッチする。
すると通帳を挿入するように促されるので、通帳を入れて、次の画面で表示される現在の電話番号の下の欄に、新しい電話番号を入力する。
これだけで簡単に電話番号の変更が完了した。
ぼくは通帳のほかに、念のためゆうちょのキャッシュカードや免許証なども持っていったのだけど、それらは必要なかったし、窓口に行く必要もなかった。
でも、もう少し簡単に本人確認できるといいね
今回はわざわざATMへ行ってくることになったけれど、それ以前に同じ口座のゆうちょダイレクトにはログインできているのだから、そこに登録してある携帯の電話番号で、通帳アプリも本人確認できたっていいと思う。
もうちょっとみんなにとって使いやすいとありがたいよね。
ゆうちょ通帳アプリでの本人確認方法
電話番号の変更は済んだ。あとはゆうちょ通帳アプリを使ってみるだけだ。
スマホでゆうちょ通帳アプリを起動して、初回設定を済ませよう。
メモを用意して「電話を受ける」をタップする(※)と、まだ着信も来ないうちから「番号を入力してください」みたいな画面に切り替わってやや動揺したが、数秒後に電話がかかってきて、微妙に聞き取りにくい機械音声で5桁の数字が読み上げられた。
固定電話へは、従来通り音声による通知となります。
その数字をスマホの画面に入力することで、めでたく通帳アプリが使用できるようになった。
アクセスする時間帯で猫ちゃんのセリフが変わるようだ。