ネット古書店で買った古書の一冊が、かなりかび臭かった。
そのままでは読むのが苦痛なほどだったので、ネットで調べて、新聞紙をページの間に挟む方法でカビ臭を脱臭してみた。
新聞紙は古書のカビ臭にどれくらい有効か
新聞紙を挟んで放置
ネットの古書店で購入した本に、かなりかび臭いのが一冊あった。
ニオイが少しくらいであれば我慢して読んでしまうのもありだけど、今回は許容範囲を超えていたので、ページの間に新聞紙を挟んでカビ臭の除去を試みてみた。
ネット上でおすすめされている情報に従い、新聞紙を挟んで数日放置した。
事前の調べでは「新聞紙を5ページごとに挟むとよい」と書かれているページが複数あったのだけど、実際に5ページごとに挟むと、はさむ場所の間隔が、2枚、3枚、2枚、3枚と一定しない。
だから4ページごとに挟んだほうがよかったかもしれない。
6日間置いたらカビ臭が軽減した
月曜の夜に新聞紙を挟んでから6日経った日曜の午後、新聞紙を取り出してみた。
抜き取った新聞紙を顔の前でパラパラしてみると、かなりカビ臭がこちらに移っている。効果はあったようだ。
とはいえ本のほうにもまだ臭いは残っている。体感的には「半減とまでは言えないかもしれないが、それに近い」といったところだろうか。
もっと臭いを消したければ、2ページごと、つまり挟める場所全てに新聞紙を挟むか、あるいは何度かくり返して挟むことでさらに低減できそうだ。
古新聞を使う方法のデメリット
新聞紙を挟むことで、ある程度はカビ臭を取ることができることは分かった。
しかし、古新聞を破りながら何枚も挟んでいる間にインクで指が汚れてしまい、それが知らない間に本に移ってしまっていた。これは盲点だった。
指から移ったインクで、小口の部分が黒くなった。
裏表紙も、いつの間にか指のあとだらけに。
挟んだ新聞紙からページに直接文字が写ったりはしていなかったけれど、新聞紙を使う場合はこうした点に注意が必要だと感じた。
新聞を使う方法以外には、重曹を小皿に入れて本と一緒にタッパーなどで密閉するやり方もあるらしい。
また、印刷されていない無地の新聞紙がサイズ別に市販されているので、他の用途にも使い道がありそうなら、こうしたものを試してみてもいいだろう。
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