ものの長さを測りたいことが日常的によくあるので、いつも手元にコンベックス(テープが金属製のメジャー)を置いている。
とくに通販のページを見ていて、品物のサイズがどれくらいか、実際にテープを手元で引き延ばしてみることが多い。
たとえば、近いうちにキーボードを新しくしようと思うのだけど、テンキー付きとなしのどちらにしようかとかを、机の上で今のと比べてシミュレーションしたりしている。
そんなふうに10年以上身の回りの物を測り続けてきたダイソーの100円コンベックスが、とうとう先日壊れてしまった。ロック部分が折れていた。
次もまたそれくらい長持ちするように、こんどはダイソーではなく、一流メーカーのものを買うことにした。タジマのコンベックスだ。
ダイソーからタジマのJIS1級に買い替え
ダイソーのコンベックス
こちらが長年使ってきた、ダイソーの100円コンベックス。13mm幅の3.5mだ。
裏のネジを外して中を見てみた。
プラスチックのロックがぽっきり折れていた。
もちろんこのままでも用は足せる。引き出した状態で固定できないだけだ。
新しいコンベックスは、日常的に身近なものをはかるためなので、もっと短くてもいい。市販されているタジマのものでは、長さが3m前後以下なのは、3.5m、3m、そして今回買った2mがあった。
タジマの2mのコンベックスを購入
長さ2m・幅13mm
購入したのはタジマのL13-20BL。ダイソーのはJIS表示なしだったが、これはJIS1級だ。
届いてみたらダイソーの物より一回り小さく、収納にも都合がいい。
裏面にベルトフックはないのだけど、僕は使わないのでそれでいい。
爪も、引っ掛けるのと押し当てるので1mm移動する方式だ(0点補正移動爪。まあ、そうじゃないコンベックスを見たことはないけれど)。
約5.2cmとコンパクト。ダイソーのは6cmだった。
ストラップは取り外したい。
裏側は真っ白ではなく、ベージュ。背面だけつるつるではなく少しざらざらしているのは、鉛筆でメモが取れるようにそうなっているらしい。
引き出してみた。ダイソーのものより数字が大きい。
テープ表面の反射は抑えられているようだ。また、テープの裏面には目盛りはない。
僕に果たしてJIS1級が必要かというとそうでもないのだけど、ちょっとした満足感はある。
思いつきで、ダイソーとタジマで、水平持ちで何cmまで折れずに伸ばせるかを試してみた。
結果。
ダイソーが125cm。
タジマが115cm。
意外にもダイソーコンベックスが折れずに粘った。
幅13mmと16mmの違い
手持ちの別のコンベックス(幅16mm・5m)と比較してみた。テープの幅はそこまで差はないけれど、5mとなるとケースもふた回り大きくて、普段はあまり使わない。
ネジを外してストラップを取り去った。手の中に納まるサイズでいい感じだ。
タジマの2mのメジャーの違い
今回検討したタジマのコンベックスには、似たモデルがいくつかあった。
それぞれの違いを紹介したい。
まず今回買ったものはこちら。L13-20BL(ロック-13 2m メートル目盛ブリスター)。リンク先ではほかの長さや幅のものも選べる。
よく似たものにこれ↓がある。
こちらにはテープの半分に尺寸の目盛りが付いている。家屋の建具を作ったり修理するときに便利なのだろう。僕の場合は尺の目盛りを使うことはないので、両側ともmmで刻まれているほうがいい。
こちらはロックなし。
Gロックは落とした時に相手方の材にダメージを与えないように、衝撃を吸収する樹脂でカバーされている。そういうプロっぽいところがかっこいい。しかも、Amazonではこっちのほうが安かった。でも僕みたいに10年以上使うとなると外装が加水分解でべとついてくることが予想できるので、普通のプラのほうを購入した。