Amazonの検索誘導は、ユーザーにとっていいのか悪いのか…。
どうやっても「待ち針」が検索できない
Amazonで「待ち針」を探そうとしても簡単には出てこない。
検索キーワードを追加して「待ち針 手芸」などとしないと、マチバリさんというライトノベルの作者が先に出てくるようだ。
おそらくこの方の作品に人気があって、裁縫用の針などよりも検索する人がずっと多いからなんだろうけど、それでも大多数の人間にとっては「待ち針」といえば裁縫の道具なのだから(だよね?)、なるべくなら一般名詞のほうを基準にしてもらいたい。
もちろん「本」のカテゴリでライトノベルが最初に出るぶんには、まったく異存はないのだけど。
・マチバリ (こちらはライトノベルのほうです)
親切が過ぎる
こういう現象はAmazonではしばしばある。
例えば、冬場に半袖のシャツを探そうとしたらなぜか検索欄が勝手に長袖に変えられていたり、「靴下 足首」(あしくび)で検索していたらいつの間にか「靴下 足袋」(たび)に変えられたりしていて、しばらく気付かずに2ページくらい見てしまっている。
こういうときには、親切が過ぎてむしろ意地悪されている気分にすらなってしまう。
いたずらで山道の道案内板の矢印の向きを変えられて、気づかないまま別の道を歩かされていたみたいな。
ある時には、パイロットの「Fure Fure Opt(フレフレオプト)」というシャーペンを検索したらこんなふうになった。
フューチャー・オプト…。いやそんなの存在しないから。
このように「知ったか」してくることもある。
結果オーライか?
待ち針の件に戻れば、結局それは買わずに、今回ぼくは仮止めクリップというものを買ったのだった。
そして届いたものを実際に使ってみて、待ち針を使うよりも結果的にこっちのほうが使い勝手が良かった気がするので、微妙に悔しいけれど、ぼくはAmazonにいいように誘導されていたのかもしれない。