梅雨時にあわせて自動開閉の折り畳み傘を購入した。晴雨兼用の大きめの傘だ。
これまでずっと手動の傘を使っていたので、ボタンひとつで開閉できるのは便利だし、面白い仕組みだと思う。
手動開閉の傘と自動開閉の傘を比較すると、自動のほうが多少重いというデメリットがある。でもそれは最初から分かっていたことなのでそんなに不満には感じていない。
しかし予想しなかったところに使いづらさがあった。ここではそれを書き留めておきたい。
予想してなかった…自動開閉の折り畳み傘のちょっとしたデメリット
自動開閉傘のウィークポイント
自動開閉の傘の使いづらい点、それは、傘の開閉があまり自由にできないことだ。
開閉が自由にできないとはどういうことか?
この自動開閉の傘は、持ち手の部分のボタンを押すと、ジャンプ傘のようにバッと傘が開く。
傘を閉じるときも同じボタンを押せばバシュッとすぼまって、あとは手動で柄を押し込んで縮めればいい。
基本的にはこのように開閉がワンタッチでできて便利ではあるのだけど、この傘は「一度すぼまった状態からもういちど開く」という動作ができないのだ。
一度ボタンで傘を閉じてからだと、再度手動で開こうとしても、ロックがかからず、傘を開いた状態に固定できない。
だからいったん柄まで縮めてから、あらためて開閉ボタンを押してズバッと開くしかない。
これがどういうときに不便かというと、例えば帰宅時だ。
帰宅後は傘が雨に濡れているので、玄関で開きっぱなしにしておいて乾燥させたい。
建物に入るところで傘を閉じ、柄は押し込んでいない状態で玄関に入って、そこでそっと傘を開いて玄関に置いておきたいのだけど、いったん完全に縮めた状態にしてからでないと開けないので、結局、濡れた傘を玄関内でズバッと勢いよく開くことになるのだ。
これだとどうしても水滴が飛び散ってしまう。その点で、自動開閉傘は手動の傘に劣る。
こういう点までは購入前には予想していなかった。
梅雨が終わって日傘として使うようになればそういう不便さはなくなるんだろうけど、梅雨時に限っては、使い勝手の上で手動のほうにまだ分があるかなと感じた一件だった。