気軽にできる有酸素運動になればと思って、室内でウォーキングというか足踏み運動みたいなことを始めた。
タブレットやウォークマンを本棚に置いて、お散歩動画の映像を見たり音楽を聴きながら運動している。
実際に外を歩くのと比べて、疲れたら即終われるし、着替えを含めて何の準備も要らないのがいい。室内だから、運動量をあげるために大きく手を振っても恥ずかしくない。
だけどその振っている腕でヘッドホンのコードを引っ掛けることがあり、しばしばウォークマンを落としたり、ヘッドホンを壊しそうになる事故がおこるので、Bluetoothの、小さなネックバンド付きワイヤレスイヤホンみたいなものを買ってみた。
Amazonでの購入時は額面3439円に1300円のクーポンが表示されていて、実売価格が非常に安かった。(後述するが、実際はさらに安いものだった。)
レビュー Bluetooth空気伝導イヤホンとは?
空気伝導イヤホン?
Amazonで安いBluetoothイヤホンを見繕ってみた。
最終的に選んだものはこれである。商品名は長いが、空気伝導イヤホンと最初に書いてある。また「非 骨伝導 イヤホン」とも書いてある。
「空気伝導」って、要するにごく普通の一般的なイヤホンのことではないだろうか? 少なくとも骨伝導イヤホンではないらしい。
そうした興味もあって買ってみました。
パッケージが小さい
届いたのは予想よりずっと小さなパッケージだった。CDによくある、三方紙ケース入り初回特典盤などより少し大きい程度だ。
イヤホンそのものも小さくて軽い。
ネックバンド部分を首の後ろに回して、ハウジング部分が耳の手前になるように装着する。
音が思ったよりよかった
初期状態ですでに充電されていたので、さっそくウォークマンにBluetooth接続して聴いてみた。
やはり骨伝導ではない。空気伝導というのは、ようするに小さいスピーカーが耳の穴に向けて鳴っているようなあんばいだ。
とそんなふうに形容すると、音がシャカシャカ・スカスカのイメージを持たれるかもしれないが、実際は低音もまあまあしっかり聴こえて、運動時にかぎらず、本を読んだりしながら普通に音楽を聴くのにも問題なく使えると思った。
眼鏡にも干渉せず、耳の穴をふさがないので、外出時にも使えそうだ。
軽いし、ヘッドホンの側圧なんてものもほぼ感じないし、これはなかなかいいものかもしれない。
Bluetoothの遅延チェック
このイヤホンには、Bluetoothの接続先を2つまで登録できる。
ウォークマンに加えてPCにも接続してみた。
PCではアマプラの動画を見ることもあるから、そのときにも使えれば都合がいい。
ぼくのPCとのBluetooth接続では、配信で映画を見ている時は気にならないレベルだった。でもよく注意して見れば、口の動きから音が遅れているのがわかる。ちょうど洋画の日本語吹き替えで、せりふの音と口の形が合ってないような感じだ。
遅延の度合いのチェックとして、Bluetoothイヤホンの紹介記事でよく紹介されている、YouTubeの定番テスト動画を使ってみた。
160msつまり0.16秒くらい遅れているようだ。わずかな遅れではあるが、やはり知覚できる水準ではある。
映画を見るときには「意識して遅延を意識しないようにする」くらいでいたほうがいいのかも。
まあ欲をいえば、どんなに注意しても遅延を見いだせないくらいになればと思うけど、この値段のイヤホンにそれを期待するのは酷というものだろう。
ソニーの数万円くらいするヘッドホンなら、そのようなレベルになるらしいけど。
いったい実質いくらなのか?
実はここからがこの記事のもうひとつの主題なのだけれど、この空気伝導イヤホンにはこういうものが入っていた。
5つ星レビューをすると2000円のギフト券が貰えるカードだ。
こういうのってAmazonの中国メーカー製品には結構あるあるかもしれないが、実際にギフト券をもらったとしたら、イヤホンの値段は実質的にいくらになるのだろう。
表示価格3439円で、割引クーポンが1300円で、ギフト券が2000円。
差し引き139円。
このイヤホンをたったの139円で入手していいのか? という疑問はどうしてもわいてくるし、ちょっと怖いような気もするな。
Amazonで「空気伝導イヤホン」で検索すると、姿かたちの似たようなイヤホンで、価格3599円に1599円のクーポンが表示されているものがあった。もしそのイヤホンにも同じカードが入っているのだとしたら、もはや実質価格は0円だ。
とはいえ、商品価格やクーポンの割引金額にも変動があるし、全部のパッケージにこうしたカードが入っているのではないのかもしれない。そうでないとあまりにも儲けがないからね。
ぼくはたまたま買うタイミングがよかったということなんだろうか? まあ、そんなふうに考えておくことにしたい。先に書いたように、イヤホンそのものは悪いものではなく、2139円の価値はあると思っている。
充電の持ち時間も十分に長い。ただしBluetoothをつなぎっぱなしだと、音楽を再生していなくてもウォークマン側の充電がどんどん減っていくので、使わないときはイヤホン側の電源をオフにすることが必要だ。