沖縄での夏場のお葬式。服装をどうするか?
喪服は黒かりゆしウェアか礼服か
沖縄県内ではお葬式の時に何を着ていけばいいか。これは男性にとってわりと大きな問題である。
他府県であれば問答無用で黒スーツに黒ネクタイが正解になるだろう。
沖縄では黒いかりゆしウェアを着ている人が一番多いと思う。
ぼくは黒かりゆしは持っていないけれどウールの礼服(喪服。厳密に言えば略礼服。)を一着持っているので、冬にはそれを着ることができる。でも夏場には暑くて着ていられない。
身内の葬儀に出席するならともかくとして、香典を置いて線香をあげてすぐ帰るくらいで済むなら、上着なしの長袖ワイシャツに黒ネクタイでもいいのかもしれない。ぼくもできればそうしたい。
でもやはり、フォーマルウェアとしての半袖黒かりゆしを持っていれば安心なことは確かだ。
かりゆしは値段が高い
ただそうは言っても本物のかりゆしはお値段も結構するし(7000円から1万円くらいする)、喪服となると着る機会も少ないからなかなか買う踏ん切りも付かず、今回は黒い半袖シャツでかりゆしの代替になるものはないかと探してみたのだった。
黒い半袖開襟シャツがあれば
お葬式の場で「ちゃんとした服装」といえる順番は、一般的にこんな感じになっていると思う。
- 黒スーツに黒ネクタイ(つまり礼服)
- 黒かりゆし+黒ズボン(県内で一般的)
- 白ワイシャツ+黒ネクタイ+黒ズボン
一番上の「黒スーツに黒ネクタイ」は、亡くなった方の身内の人たちがしていることが多い(と思う)。参列する人もこの格好で失礼はない。
上から2番目の「黒かりゆしに黒ズボン」は、沖縄のお葬式で一番見かける格好のはず。フォーマルとして認知されているし、特に夏はこれが無難だ。
3番目も夏場に限ってはOKかなと思う。画像検索してみると「かなり少ないながら、いることはいる」という感じ。
これら以外にも、たとえば白シャツのみでノーネクタイといった格好も、学生くらいならありだとは思う。未成年くらいの若い人がお葬式の場にいる場合、おそらくご家族か親戚の人なんだなという理解は得られるだろうから。
今回は上から2番目、フォーマルウェアとしての黒かりゆし+黒ズボンに近づけるために、かりゆしの代わりにもっと安く購入できる開襟シャツを探してみようというお題だ。
ネット通販で代替かりゆしを見つけた
Amazonや楽天などをいろいろ見たあとにGUでこれを見つけて購入した。
価格は1990円。
送料が450円かかったが、アプリ会員になると初回500円引きのクーポンがもらえたので早速それを使って、差し引き1940円で購入できた。黒かりゆしの4分の1とか5分の1の値段だ。
数日後にビニール袋の包装で届いたので広げてみた。
オーケーオーケー。これでいい。照明の加減で青っぽく写っているが実物は黒い。全体の形や生地の厚みも含めて、変に思うところはない。ボタンも黒い。
ぜいたくを言えば胸元の開き具合とか化繊の質感とか気になる部分もあるのかもしれないが、ぼくはこれでいい。2000円以下なら、ちゃんとしたかりゆしを買うまでのつなぎ、あるいは黒かりゆし洗濯中の予備としてもお手頃だろう。礼装用の服をまだ持ってないという若い人にとっても、とりあえず検討してみる価値はあるんじゃないだろうか。
若い人と言って思い出したことがある。ぼくは学生時代には、社会人になったら礼服のほかに数珠なんかも用意しとくべきなのかと思っていたけれど、沖縄では数珠は使いませんね。持ってる人も見ないし、ちょっと検索してみてもやはり沖縄では一般的には数珠は要らないみたい(宗派によるかもだけど)。
かりゆしと開襟シャツの違い
かりゆしにはオープンカラーのほかにマオカラーやボタンダウンのものもある。冬場は長袖で、襟もそうしたもののほうがいいかも(寒いので)。
かりゆしもアロハシャツ系統なので半袖ワイシャツより袖がゆったりしたデザインも多いが、今回買ったものは「5分袖」なので袖丈がもう少し長めだろうか。
また開襟シャツのほうが微妙に胸元のカットが大きいかとも感じたけれど、これはインナーを着れば問題ないだろう。
ほかに購入を検討した商品
今回ほかに購入を検討した商品をいくつか紹介したい。開襟シャツだとインナーも黒にしたほうがいいのかな。
1.開襟シャツ
2.インナーシャツ
3.葬祭用黒かりゆし
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