Amazon発送の荷物をPUDOステーションで受け取る方法

Amazonの荷物を好きな時間に受け取れれば便利。

配達予定日の待ち時間が苦痛とか、配達の人と対面したくないとか、同居している家族には秘密で通販の荷物を受け取りたいといった需要もありそうです。

こういう時には、ときどき街で見かけるPUDOステーションでもAmazonの荷物を受け取ることができます。

(※いくつか条件はあります。)

Amazonの荷物をPUDOステーションで受け取りたい

僕はAmazonで買った商品を、自宅やコンビニ受け取り以外にPUDO(プドー)ステーションで受け取ることがあります。

その方法はいたって簡単で、ヤマトでの配送の場合は、

  1. Amazonから荷物が発送されたあと、
  2. 受取先を自宅からPUDOステーションに変更して、
  3. 荷物がロッカーに納品されたらメールで届く認証番号を使って取り出す。

たったこれだけです。

あらかじめクロネコメンバーズに入会して、メール通知サービスを利用開始しておく必要はあるものの、流れとしてはとても簡単です。

今回はヤマト運輸で配達されるケースを例にとり、Amazonで購入した商品をPUDOステーションで受け取る方法の流れと、その各ステップを詳しく解説します。

同様の手順で、Amazonのほか楽天市場・Yahoo!ショッピングその他の通販で購入した商品も、PUDOステーションで受け取ることができます。

今回扱わなかったヤマト以外の配送業者(佐川急便や日本郵便)については、記事の下のほうで考察しています。

※当初記載していた「ファミマまたはヤマト営業所を最初の受取先にする方法」については、発送後に受取先をPUDOステーションに変更できない可能性が高いため、削除しました。読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

 

Amazonの受取先として、一部のPUDOステーションも指定可能になってきているようです。

Amazonの買い物のときに、最寄りのPUDOステーションを受取先に直接指定することができます。

具体的には、Amazonの注文確定画面で「受け取りスポット選択」をクリックし、コンビニやヤマト営業所などとともにPUDOステーションがリストに出てくれば、そこへの配達を直接選択できます。

僕の地元のPUDOはまだ選択できないので、これが順次拡大していくことを期待しています。

情報をお寄せくださった皆様に感謝いたします。

 

以下の記事では、2019年ごろの状況に基づき、まだAmazonから直接指定できないPUDOステーションに受取先を変更する手順を紹介しています。

Amazonで買い物をする前の準備

PUDOステーションは、Packcity Japan(パックシティジャパン)が全国の商業施設内などに設置している宅配便受け取りロッカーです。

このPUDOステーションでAmazonの商品を受け取るには、まずはAmazonで買い物をする前にしておかなければならないことが2つあります。

Amazonからの荷物をPUDO受け取りに変更する準備

Amazonで購入した商品をPUDOステーションで受け取るためには、買い物の前に、次の2つの作業を終えておく必要があります。

1.事前にヤマト運輸のクロネコメンバーズに入会しておくこと。

2.クロネコメンバーズで「宅急便e-お知らせシリーズ」というメールサービスを受け付ける設定にしておくこと。

ではこの準備について、ひとつずつ解説しましょう。

クロネコメンバーズに入会する

クロネコメンバーズは、ヤマト運輸が提供する利用者向けのサービスです。

https://cmypage.kuronekoyamato.co.jp/

クロネコメンバーズにはWeb上で即日入会することができ、入会金・年会費は無料です。荷物の受け取りだけの人も含めて、ヤマトの利用の多い人には便利なサービスです。

これがないと始まらないので入会しておきましょう。

宅急便e-お知らせシリーズを利用する

2番目の条件、「宅急便e-お知らせシリーズ」は、クロネコメンバーズのメール通知サービスです。

これも入会と同時に申し込んでおきましょう。

この「宅急便e-お知らせシリーズ」を利用開始するためには、まず本人確認のための宅急便の封書を受け取る必要があります。

クロネコメンバーズの入会そのものは即日完了するのですが、この封書が届くまでに数日間は必要なので、その間はまだPUDOステーションへの受取先変更ができません。

先に「あらかじめメールサービスを利用開始しておく必要がある」と書いたのはこのことです。通販の前に利用開始しておきましょう。

ここまでで事前の準備は完了です。

Amazonでの買い物から発送まで

AmazonでPUDOステーションを直接指定できないとき

次は、実際の買い物と発送先指定の方法です。

Amazonで買い物をするとき、商品の受け取り場所に近所のPUDOステーションを直接指定できれば便利です。商品が納入されたらそのまま荷物を受け取るだけです。

しかし近隣にPUDOステーションがあるのに、Amazonの画面でお届け先に出てこず、選択できないこともあります。僕の最寄りのPUDOステーションがそうです。

そのような場合にはひとまず自宅をあて先にしておきます

自宅あてに荷物が発送されたあとで受け取り場所をPUDOステーションに変更するのですが、ここでもうひとつ、PUDOステーションを利用するための条件をクリアしなければいけません。

3.Amazonからの商品発送がヤマト運輸扱いであること。

商品が郵便その他の配送業者ではなく、ヤマト運輸で発送されることです。クロネコメンバーズで受け取り場所を変更する必要上、ヤマトでの配送が必須になります。

Amazonからの発送メールに「ヤマト運輸でお届け」と書かれていればOKです。

Amazonの買い物では基本的には自分で運送業者を選ぶことができないので、配送がヤマトになるかどうかは実際のところ運の要素があります

運悪くヤマト以外で発送されてしまうとPUDOステーションでの受け取りはあきらめざるを得ず、最初に指定した自宅で受け取ることになります。

Amazonの商品購入時には配送業者を指定できない。

参考:自宅受け取りの場合どんな商品がヤマト発送になるのか?

ちなみに僕が住んでいる町では、Amazon発送の商品は基本的にヤマトか郵便のどちらかで配送されます(佐川やその他のデリバリープロバイダになることはかなり稀です)。

買ったものがゆうパケットのサイズに収まらない商品であれば、まず間違いなく(「ゆうパック」ではなく)ヤマトになるのですが、それでも複数の商品を買ったうち小さく軽い商品だけがゆうパケットで来ることもあり、事前に配送業者を100パーセントコントロールできるわけではないのが、PUDOステーションを使う上での不確定要素です。

ゆうパケットに収まらないのはおおむね厚さ3cm以上。ただし家電・電子機器類はそれ以下でもヤマトで届く傾向があります。

以上はAmazon・郵便・ヤマト運輸のいずれの規則でも公式見解でもありませんので、あくまで参考としてお読みいただければ幸いです。

商品購入後のお届け先変更手続き

Amazonで買い物をして、無事ヤマトで商品が発送されたとしましょう。

今回は、追跡画面のボタンから受け取り場所を変更する方法を説明していきます。

追跡画面の確認

Amazonから届く商品発送メールには、お問い合わせ伝票番号が記載されています(赤丸で囲んだ部分)。

その番号をGoogleで検索したり、赤い下線で示したリンクをクリックしたりすれば、ヤマト運輸の商品追跡画面「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」を見ることができます。

 

その追跡画面がこちら。

Amazonの発送メールを受け取った直後、または追跡情報が表示されたばかりのときは、左下のお受け取り日時・場所変更ボタンはまだグレーで、押すことができません。

「※このお荷物は対象外です」とも書いてありますが、時間が経ってクリックできるようになればこの文言も消えます。

クロネコメンバーズで受け取り場所変更

この追跡画面を確認して、ボタンに色が付いたらクロネコメンバーズの画面に移動できます。

今回は発送メールから2時間ほどでこのボタンが押せるようになっていましたが、これまでの経験からするとこれはかなり早いほうです。

僕の住所までは輸送距離が長いということもあるのか、1日以上かかることもしばしばあります。

 


クロネコメンバーズにログインしたあとはこのような荷物を選択する画面になります。

該当する荷物にチェックを入れて「次へ」を押しましょう。

 

さらに次の画面では、ラジオボタンの選択肢が並ぶこんな欄が現れますが、宅配ロッカー【PUDOステーション】などと書かれた選択肢は、まだ薄くグレーアウトしていてチェックを入れることができません。

ここでもあせらず選択できるようになるまで待ちます。

僕の過去の例だと、荷物が沖縄の最初の集配センターに来るまでは選択できないこともありました。

初めてのときはやきもきしましたが、何度か利用するうちに「こんなもんなんだ」と思って待てるようになりました。

地域によって、そのあたりのタイミングは異なるかもしれません。

 

今回はさらに1時間ほど待つと、選択肢がグレーから黒に変わりました。

住所や駅名から、お近くのPUDOステーションの設置場所を検索できます。

 


コンビニやロッカーが地図上や表に表示されるので、受け取りたいPUDOステーションを選択します。

僕は以前にも利用したことのあるマックスバリュ八重瀬店のPUDOステーションで受け取ることにしました。

(今回説明のためにいちから選んでますが、これまでに使ったことのある営業所やPUDOステーションは受取店履歴として最初から選択肢に出ているので、二度目以降はもっと簡単に受け取り先を変更できます。)

内容をよく確認して確定ボタンを押すと受付完了です。

「メールを送信する」にチェックを入れておくと受付完了メールが届くので、あとは納品予定日に「納品完了のお知らせ」メールが来るのを待つのみです。

受取先変更を確認

受取先変更が終わると、追跡画面にも「依頼受付(店頭受取)」の行が追加されています。

PUDOステーションの荷物受け取りの方法

さて、受け取り予定日がやってきて、PUDOステーションに荷物が納品されたというメールが届きました。

そのメール内に認証番号が記載されています。

この認証番号をPUDOステーションの画面に入力して、指で氏名をサインすることで荷物を受け取ることができます。

PUDOステーション。

扉にも手順が書いてあります。扉を開ける方法は、納入完了メールに記載された番号をタッチパネルで入力して、指で名前をサインするだけ。

かちゃり。どの扉が開くかはお楽しみ。

PUDOステーション受け取りのデメリット

ここでPUDOステーションを受取先にするときのデメリットを説明させてください。

夜間でも受け取れるとか、玄関先で対応しなくていいとか、それなりにメリットのあるPUDOステーション受け取りですが、ヤマトのシステムや、またはロッカーのサイズに由来するデメリットが存在します。

Amazonの配達予定日以降の受け取りになる

PUDOステーションの受け取り日は、Amazonが設定した当初の配達予定日以降になります。

たとえばこの荷物は8月2日に発送されていて、受け取り先を変更しなければ、当初の配達予定日いかんにかかわらず、通常沖縄県内の自宅に4日か5日には届きます。

でもさきほどの確認画面の画像内では、お受け取り可能日時が8月7日(水)14時以降となっていますね。かなり先です。

これはAmazonが最初から配達日数を長めに見積もっているためで、クロネコメンバーズでは、この日付より前に日時指定をすることができません。

Amazonの配達状況確認画面。水曜日(7日)に配達予定になっている。

これがAmazonの受け取りにPUDOステーションを使うときの最大のデメリットといえます。この期間を短縮してほしいのですが、まあ沖縄のように最初のお届け予定日があまり先になることがなければ、大きな障害ではないかもしれません。

保管期間が実質2日半

PUDOステーションへの荷物の納入後、受け取りできるのが納入日当日の14時から翌々日までの実質2日半しかないのも、コンビニや郵便局と比べるとかなり短い設定です。

せめてあと1日伸ばして納入翌日から3日間であれば、だいぶ余裕が生まれるように思います。

PUDOステーションで受け取れる箱のサイズ

PUDOステーションで受け取れる荷物のサイズは、配送業者によって規定が異なっているようです。

ヤマトの場合は、縦・横・高さの三辺計が100cm以内かつ重量が10kg以内の荷物となっています。

このサイズを超えるとヤマト発送でもPUDOステーション受け取りに変更できないので注意してください。

僕が過去に受け取った荷物の例は、53.8x32.5x12cmと、三辺の計100cm以内で重さも10kg以内に収まっていましたが、Amazonから発送後いつまで待ってもPUDO受け取りに変更できず、結局家に届いたということもありました。箱の長辺が長かったのでしょうか。

Amazon発送の梱包は中身に対して過剰に大きいことがしばしばあるので、この点も不確定材料ですね。

ヤマト以外の配送業者、佐川急便や郵便について

ヤマト・佐川・日本郵便がメジャーですが、それ以外の配送業者も地域ごとに多数存在します。

(公式) Amazon.co.jp ヘルプ:配送業者の連絡先(一覧)

では、ヤマト以外には、どの配送業者がPUDOステーションに対応しているのでしょうか。

佐川急便

佐川急便では、一部のPUDOステーションのみ受け取り可能なようです。

以前は再配達からだけだったのが、今は「WEBトータルサポート」から直接変更できるようになっている模様です。

PUDOで佐川急便の荷物を受け取ってきた!使い方や受け取り方法は? | ヒネクレディー
「PUDO」という宅配ロッカーサービスを使ってみました。 時間指定の時間に家に帰れない、休日でも到着を待つ時間
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【サービスご利用可能PUDOステーション設置場所一覧】

郵便

郵便では首都圏を中心とした1都4県のみPUDOステーションを利用できるようです。

そのなかで東京都と神奈川県は設置数がかなり充実しているので、場所的には不便がなさそうです。

【サービスご利用可能PUDOステーション設置場所一覧】

ゆうパックの受け取りを便利にするサービス - 日本郵便
e受取アシストは、メールやLINEで「お届け予定日時」やご不在連絡をお知らせする「eお届け通知」と、お知らせからご都合に合わせたお受け取り方法を選択できる「e受取チョイス」により、お客さまのお荷物のお受け取りをアシストするサービスです。

このページによると、日本郵便のe受取チョイスというクロネコメンバーズの「宅急便e-お知らせシリーズ」に似たシステムで、商品発送後の受取先の変更が可能です。

ここで「はこぽす」対応のPUDOステーションに変更できるのかもしれません。

僕の近所にはこぽすに対応したPUDOステーションがあれば、自分で試してみるのですが。

その他のデリバリープロバイダ

Amazon.co.jp は地域ごとに多数の配送業者と提携し、商品を発送しています。

カトーレックその他のこれらのデリバリープロバイダも、一部はPUDOステーションに対応しているところがあるようです。

おそらくこれもそれぞれヤマトと同様に、発送後に受取先を変更するような手続きになると思われます。

(公式) Amazon.co.jp ヘルプ:配送業者の連絡先(一覧)

なお、ヤマト・佐川・郵便を含め各配送業者の追跡サイトへも、このヘルプページから行くことができます。

その他の補足情報

遅配のときの対応

PUDOステーションへの荷物の納入日が、ちょうど台風の直撃に当たってしまったことがあります。

このときは納入予定日の朝にAmazonからの「本日配達予定」メールは来ていたものの、クロネコメンバーズからのPUDOへの納入完了メールは終日届かず、翌日の昼に納入完了のメールが来て、仕切り直しでその日から3日間の受け取り期間が設定されていました。

受取先変更の別の入り口

受け取り先の変更は、今回説明した追跡画面のボタン以外にも、商品発送後にクロネコメンバーズから届くお届け予定eメール内のリンク、さらにクロネコメンバーズサイト内のmy荷物問い合わせからも変更画面に移動できます。

宅配ボックスへの配達

先にリンクしたデリバリープロバイダには、対象商品についてはAmazonの購入時に直接、宅配ボックスなどへの「置き配指定」ができる業者があります。

(公式) Amazon.co.jp ヘルプ:置き配指定

宅配ボックスは2000円前後から購入できるので、これを玄関先に設置することで不在時に荷物を配達してもらうことができます。

2020年3月18日追記:

まだ一部のPUDOに限られるようですが、現在、Amazonの受取先として、注文時に直接PUDOステーションを選択できるようになってきています。多くの人の要望が届いた結果だと思います。

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