入手困難なエタノールの代わりのイソプロピルアルコール(IPA)
手持ちのエタノールが減ってきているので、安くなったタイミングで買おうと思っていたのだけど、入手できないでいるうちにマスクと消毒用アルコールの転売規制が解除されてしまい、安くなる見込みが薄くなってしまった。
100%のエタノールそのものは値段が吊り上がったままだし、エタノール消毒液として売られている製品は、濃度が不明なものばかりだ。
その中でサラヤの「ハンドラボ 手指消毒アルコールスプレー」はエタノール濃度を明記している。
エンベロープウィルスに効果があるとされる濃度の60~70%程度を上回っているので、新型コロナ対策のひとつとして有用だ。
ぼくは今回、エタノールの代用としてIPAを購入した。IPAは使い方にコツがいるので、エタノールほど値段が高騰していない。
薄めて小分けして持ち歩いて、石鹸で手を洗えないときの手指の消毒用として使うほか、スマートフォンの表面やスキャナなどの手入れにも使う予定だ。
70%に薄めてミニボトルに入れた。これまで使っていたアルコール(薄めたエタノール)よりもぬるぬるした感じが少なく、乾きも早い。これまでのものは濃度が薄かったのだろう。今後は両方を適切に併用していく予定。
IPAとエタノールの違いについてはこのレビューも参考になる。
下の製品のレビュー欄より引用した。
IPAは脱脂力が強いので、エタノールが80%のところを70%に薄める。手指の保護用としてグリセリンを3%程度加える人もいるようだ。
注ぎ口がふさがっていたので押しピンで穴をあけたのだけど、これは穴がちょうどいい大きさになるようにはさみで切り取って使うものらしい。
注ぎ口を取り外しても中蓋の栓があるので、ミニボトルやスプレーボトルに小分けするとき以外は、それを閉めて保管しておく。
アルコール対応のスプレーボトルでは、こんな製品が見た目にもかっこよくていい感じ。