ミドリの薄型インデックスクリップ「チラット」を買った。
読みかけの本を前回どこまで読んだかがすぐに見つけられるようにと思ったのだけれど、しおりとしては幾分使いづらいところがあった。
ミドリの薄型インデックスクリップ「チラット」の使用感レビュー
ミドリ インデックスクリップ チラット
紙1枚に挟んでおける薄型のクリップ「チラット」をAmazonで購入した。
購入時の価格は430円。
本のしおり代わりに使うことを想定していた。
このオレンジ色のタイプの素材は銅製。
折りたたんだ台紙に8個のクリップを挟んである。
読書のしおりとして
この「チラット」を選んだのは、本を読むときに普通の紙のしおりを使っていて、前回どこまで読んだかを見失うことがよくあったからだ。とくにそれが英語の本の場合には、読み始めによくまごついてしまう。
紙のしおりだと、ページに挟んでおいても、次にどの行から読むかまでは指し示すことができない。
このインデックスクリップなら、ブックダーツのように「次はここから」を指し示すのに使えるのではと思ったのだった。
ピンポイントのしおりになる
「チラット」は、本に挟むとこのようにピンポイントで読みたい部分を指し示すことができる。
このまま本を閉じても、極薄なので本の厚みが増したりはしない。
縦書きの本ではページの上部にクリップする。
縦書きでももちろん次に読みたいところに挟んでおける。
この、小学校の教科書にも載っていたあまんきみこさんの「白いぼうし」は、実は運転手の松井さんを主人公とするシリーズもので、ポプラ社から新書サイズの本が3巻組で出ており、ぼくは3冊とも購入した。
一つ一つの短編がどれも心温まる話で、冬の夜、寝る前にコーヒーを飲みながら1篇ずつ読んでいると、一日のストレスを忘れていつも穏やかな気持ちになることができる。
チラットの薄さ
チラットはこのようにとても薄い。
本の厚みに影響しないのはいいんだけど、反面、ページを挟み込む口の部分の開きも最小限なので、すっと気軽に挟みこむことができない。ここがしおりとして使うときの難点だ。
もう少し素早く挟めればいうことなしなんだけど、どうしてもちょっと手間取ってしまう。
少し開き癖をつけることでいくらか手早く挟むことができるようにはなったが、まだ紙のしおりほどには気軽ではないし、ちょうどいいゆるさに癖をつけるのもけっこう難しい。しおりとしては、見た目の良さと使い勝手とのトレードオフになっている。
「いったんクリップしたらしばらく挟んだまま」という用途にならおすすめとは思うものの、しおりのように毎回つけ外しするとなるといまいちかなというのが正直な感想だ。
手帳にはよい
巻末や章末に注釈のある本で、そうしたページにクリップしておくと、読みながら行ったり来たりするのが楽になりそうだと思う。
内容によって書きこむページを分けている手帳などにも、これはぴったりの製品だと思われる。
挟んだ時のページからの飛び出し量が約3㎜なので、表紙がページよりすこし大きめになっている手帳なら、「ちらっと」見えている程度の控えめなインデックスタブとして、ジャストフィットしてくれるはずだ。
今回購入したオレンジは銅製で、ほかにステンレス製のシルバーがある。