食事のあと、食器を洗い出したとたんに、尿意を催すことがぼくにはときどきある。
ときどきというか、しばしばそんな現象がある。
ほかにも、顔を洗っていると…とか、
ひげをそり始めると…のようなタイミングで、
急激にトイレに行きたくなることがよくある。
これはぼく一人に限ったことではないようで、聞いた話では病院などでも、尿意を感じにくい患者さんに対して、まず手を洗うように助言するようなことも実際にあるそうだ。
「理由ははっきりしていないが、なぜか効果はある」という種類の経験知のひとつだろう。
水の流れる音が尿意のトリガーなのだろうか?
では、滝の音とか雨の音はどうだろうか。
親が幼児におしっこをさせるときに、「しー、しー」と口に出して言うのも、こうした効果が集合知として、無意識のうちに伝えられている側面もあるのかもしれない。
ところで話は変わるけれど、水の音ではなく、地図を見ているとしばしば大きいほうをもよおしてしまうのは、やっぱりぼくだけの特異体質なのか。いや話あんまり変わってないか。