ときどき電子書籍で、英語の本を読んでいる。Kindle端末では文章中の単語をクリックするだけで辞書が引けるので便利だ。
でもやっぱり紙の辞書も別にあれば……という気持ちが高まって、先日、手ごろな値段で英和辞書が買えないかどうか調べてみた。
すると、辞書というものは、最新版よりもひとつ前の版であれば、ほとんどバーゲンセールのような値段で古書として売られていることが分かった。
そんなわけで、ネット上で情報をいろいろ比較して、『ウィズダム英和辞典 第3版 特装版』を注文してみた。お値段はワンコイン以下の385円だった。
ウィズダム英和辞典 第3版 特装版 の旧版を買った
ウィズダム英和辞典 第3版 特装版
届いたのがこちら。
オビに多少の擦れが見られる以外には、ほとんど新品同様に見える。
箱から中身を取り出してみても、出版社のはがきやチラシもページの間にピンとした状態で挟まったままで、開き癖のようなものも全然なく、誰かに使われた形跡が感じられない。
これはおそらく新古書的な形で流通していたものではないだろうか。古書のつもりで買ったので、ここまできれいなのは別に期待していなかったけど、割といいのにあたったと思う。
新品の9割引きくらいの値段で、こんなにきれいな辞書が手に入っていいのか? (いいのだ!)
第4版との違いは気にせず購入
ウィズダム英和辞典第3版の発行は2013年だから、そろそろ10年が経つ。でもまあ、小説を読みたいだけのぼくには、それで不都合が出ることはないだろう。
ちなみに現行の第4版は2018年に発行されている。こちらも近い将来、第5版が出るタイミングで、市中在庫が中古として安い値段で出回るのかもしれない。
特装版は色違い
購入前に三省堂のサイトで確認してみたところ、特装版というのは箱と表紙の色が違うだけで、中身は全く一緒ということだった。
通常版の表紙は赤系。ぼくは特装版のアイボリーの方が好ましいと思い、こちらを購入した。どちらも似たような値段だったと思う。
開きやすい辞書
辞書をめくってみて気がついたことなんだけど、このウィズダム英和辞典は、辞書の始めとか終わりの端の方のページでも、ペロッとめくったままで開いておける。
ぼくが高校時代に使っていた研究社の辞書は、そうじゃなかった気がする。こういう端のページは、なにかで押さえていないと、パタンと閉じていたような。
ちょっとしたことだけど、これは便利だ。
ジーニアス英和辞典
ウィズダムのほかに比較検討していたのは、こちらも評価の高い『ジーニアス英和辞典』だ。
ジーニアスは出たばかりの最新版が第6版で、その第5版か第4版を検討していた。
ネットの評判を読んでどちらもいい辞書だということが納得できたし、画像検索などで確認できる中のページを比較しても、活字やレイアウトの好みの点で決定的な差を感じなかった。
今回は旧版どうしを比較してウィズダムのほうがジーニアスより少し安かったのと、「天才」という名前には凡人としていくぶん気後れを感じてしまうので(?)、最終的にウィズダムの購入となった。
いい買い物ができたと満足しています。