英語多読 6か月目 洋書ダレンシャン・HOLES・THE MARTIAN

英語多読の6か月目は、『シルク・ド・フリーク』、『HOLES』、『THE MARTIAN』のペーパーバック3作品などを読んだ。

そしてその過程で、目標としていた100万語にも到達した。

6か月目で英語多読100万語に到達

今月は訳注などのない一般の洋書ペーパーバック3冊を読んだ。

一般の洋書とはいってもそれぞれ少年少女~ヤングアダルト向け作品なので、先月まで読んでいたラダーシリーズのレベル5や講談社英語文庫と比べると、内容の点では易しくなった。

Cirque Du Freak(シルク・ド・フリーク)

今月最初に読んだ『Cirque Du Freak』(シルク・ド・フリーク)は、日本でも人気作品となったダークファンタジー『ダレン・シャン(全12巻)』の第1巻だ。Kindle本で150円だった。

街にやってきた怪しげなフリーク・ショーを友人と一緒にこっそり見に行ったことから作品は始まる。

内容的にティーンエイジャー向けだと思うけど、さすがに人気シリーズだけあり大人が読んでもぐいぐいと引き込まれ、ぼくは3日程度で読み終えてしまった。こんなふうに展開するんじゃないかという想像が少しずつ裏切られるのが心地よかった。2巻以降どんどん壮大な物語になっていくらしいが、とりあえず今月は1巻のみ。

難易度は、先月読んでいた講談社英語文庫の各作品と比べるとかなり易しい。ラダーシリーズでいうとレベル3というところではないだろうか。

固有名詞以外には特殊な語彙はあまり使われていない。「see the back of(…のやっかい払いをする)」「squeeze through(やり通す)」というような成句も覚えてしまいたい。

HOLES

多読におすすめのペーパーバックとしてよく名前の挙がるルイス・サッカーの『HOLES』。英文のレベルは先に読んだ『Cirque Du Freak』と同じくらいに感じた。難しい構文は一切なく、見たことはあるがちゃんと覚えてない単語がちらほらといった程度だ。

『Cirque Du Freak』が主人公のダレンによる一人称で語られていて感情表現も豊かだったのに対し、こちらの文章は三人称で語られており、まずはとつとつとした印象で、そのぶん物語に乗れるまでは時間がかかった。

しかし、一度流れに乗るとあと1章、あと1章となり読むのがやめられなくなる(全部で50パートあってその一つ一つが短いので、よけいに)。

物語は謎の穴掘り作業の行く末もさることながら、いくぶん滑稽なおもむきのあるファミリーヒストリーや、いかにもアメリカらしいホラ話的ご当地伝説に見えたものが、レンズのピントが合うように現在のイベントに関わってくる流れにも静かに感動した。

悲劇的ではあるが現代の荒涼と対比をなすような生き生きした過去の創造がこの小説の面白さに深みを加えている。

この作品で多読累計100万語を超えた。

The Martian(火星の人)

『The Martian』はマット・デイモン主演の映画『オデッセイ』の原作小説で、邦訳も『火星の人』として出版されている。

作品は突発的な事故によって火星に一人取り残されることになった主人公Mark Watneyの手記という形で始まる。

一定期間の生存のための水や食料といった資源確保に頭を悩ませるくだりが序盤の読みどころだが、いくつもの計算を伴うやりくり算段の叙述で退屈になりそうなところでも、彼のなかなか口の悪い語りには先を読ませる推進力がある。

さらに、途中途中で三人称による地上(地球)各所や仲間の宇宙船の叙述も挟まってきて、サバイバルストーリーは多角的になっていく。

ハブ(居住用大型テント)の中でジャガイモを栽培しようとしたり、残された燃料から水素を取り出してそれをもとに水を作ろうとする過程など、いくつもの作業の様子は、文章だけでもやろうとしていることはある程度伝わるものの、映画を見てから読んでいればもっと視覚的に想像できたかもしれない。

「オデッセイ ローバー」「火星 パスファインダー」などで画像検索して出てきた映画のキャプチャは大いに想像の助けになった。アメリカ人が大好きなダクトテープは火星でも活躍している。

英文の難易度は『Cirque Du Freak』や『HOLES』よりは高い。気になる単語だけは調べながら読んでいたけど、この略語は何だっけ? などの疑問があっても戻らずどんどん先へ読んでいった。なにしろ9万語以上あって長いし、全体の半ばを過ぎたあたりで映画のネタバレサイトを見て結末まで知ってしまったことも手伝い、後半からは流し読みに近くなった。

100万語達成のあとは

累計100万語を超えることができたので、あとは語数を気にせず残っている本をゆっくり読んでいきたい。

今月は上記の3冊のあとに講談社英語文庫のルイス・キャロル『鏡の国のアリス』とボブ・グリーン『チーズバーガーズ』を読んでいる。やはりこちらのほうが英文のレベルは高い。

未読の本が手元にまだ数冊あるので今後はそれらを消化していきたい。

また洋書は紙の本よりKindle本が安いことが多いので、いずれKindle本体も購入して洋書購読を趣味として継続していく予定だ。

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累計語数

6か月目:19万1000語+α

累計:112万5000語+α

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100万語読破をめざして、英語の多読を始めています。 最初は1年以上かかるかも…と考えていたけれど、案外それより早く到達しそう。この記事ではその経緯の報告と、関連記事をまとめます。 追記:6か月目で100万語に到達しました。 序盤はラダーシ...

 

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