Amazonでは商品受け取り方法が「置き配」優先になってきているようで、ぼくが今月2回買い物をしたときも、「置き配」の選択肢にチェックマークがついていた。
2回とも「置き配」のまま注文確定して、初めての置き配利用を楽しみにしていたのだけど、結果を言えば2回とも置き配での配達はしてくれず、対面での受け取りになってしまった。
なぜこういうことが起こるかといえば、現状ではAmazonの置き配にヤマト運輸と郵便が対応していなかったせいだった。
置き配がデフォルトになったAmazonなのに、置き配できない理由
置き配指定はできるけど…
Amazonで買い物をするとき自宅を受取先にすると、「配送指示(置き配含む)」というリンクから、荷物を置き配してもらう場所を指定することができる。
ぼくは2度の買い物で「玄関」を選択して、荷物が玄関先に配達されるのを待っていた。
しかし結果はどちらも対面受け取りになった。その理由が、下のほうに小さい薄い字で書いてある部分だ。
置き配できない理由
そこにはこう書いてある。
これが原因。
「Amazonがお届けする」という部分が曲者で、商品をAmazon本体が発送していても配送業者がAmazon指定の業者でない場合は、ここでの置き配指定が適用されないのだ。
ぼくが今月利用した2回は、いずれもAmazonが発送する商品だったのだけれど、それぞれを配送した郵便とヤマトが、Amazonのこの画面で指定する置き配には対応していなかったのだった。
Amazonから来た「本日配達予定」メール。置き配指定していたのに、「直接のお渡し」になってしまった。
置き配の確率を上げるには
郵便については、OKIPPAという置き配バッグを購入して設置すれば、Amazonからの荷物に限らず、ゆうパックなどをサインや受領印なしでその中に配達してくれる。
玄関等に置き配バッグ「OKIPPA※」と同梱の配送員向けプラカードを設置いただければ、指定場所配達の依頼書をご提出いただいたものとみなし、お客さまおよび同居人(以下「受取人」といいます。)がご不在時にOKIPPAに郵便物等の配達等を行います。
そしてヤマト運輸でも、新型コロナ対策として、配達時にインターホン越しに非対面での受け取りを希望すれば、そこに置いていってくれることになっている。
ただこれでは、置き配のような配達時に家にいなくていい、あるいは配達を気にせず寝ていられる自由度が少ないのが難点だ。
ほかにもヤマトでは購入時または発送後に置き配指定できる「EAZY」というサービスも始めていて、現状では「ZOZOTOWN」や「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」で利用できるのだけど、Amazonではまだ利用できない。
(画像はヤマトのサイトより引用しました。クリックで拡大。)
この「EAZY」がAmazonでも利用できるようになればありがたいと思う。
2021年1月追記:ヤマトのメールから置き配指定する方法
お荷物お届けのお知らせ
2021年1月現在、クロネコメンバーズの会員になっていればAmazon発送後にヤマトから届く「お荷物お届けのお知らせ」メールから、置き配指定ができるようになっている。
Amazonの荷物がヤマト扱いで発送されると、翌日くらいにヤマトから、
「お荷物お届けのお知らせ【受け取りの日時や場所をご指定ください】」
というメールが届く。
現在はこのメール内のリンクから、置き配指定ができるページに飛べるようになっている。
このようなページで配達される場所を変更することができる。
選べる配達場所は玄関ドア前や宅配ボックス、ガスメーターボックスなど。
とくに指定しなければ通常どおりの配達方法になる。