Avastが通知に出してくるポップアップメッセージの意味と一覧

無料版のAvastを使っていると、ときどきPCの隅に警告するようなポップアップが出てくることがある。

有料版に乗り換えてもらうのが狙いだと思うのだけれど、物々しい文言のわりには、実は放っておいてもどうってことないメッセージだったりする。

ここ数か月でぼくのPCに出てきたAvastのポップアップメッセージを紹介したい。

Avast無料版のポップアップメッセージ一覧

追跡されています

追跡されています。PCでトラッキングCookieが見つかりました。あなたのプロフィールを作成するオンライン活動が追跡されています。

「トラッキングクッキー」は、コンピュータウイルスではない。

トラッキング(追跡)クッキーは多くのサイトで個々のユーザーを認識するために一般的に使われている。

たとえば通販サイトにアクセスしたときに自動的に画面に自分の名前が表示されたり、メーカーのサイトに行ったら過去にチェックした製品が表示されたりするのも、通販サイトがクッキーを利用しているからだ。

クッキーは悪意のない一般のサイトでブラウザがもらってくるぶんには全く心配ないけれど、ブラウザの設定でクッキーを削除したり、利用しないようにすることもできる。

他人にのぞかれる恐れ

2階建てで出てきたこともあった。

あなたのインターネットでの行動は、他人にのぞかれる恐れがあります

まああるかもなあ、くらいの認識でぼくは長年ネットをしています。

以下が原因でPCが遅くなっています

  • 破損したレジストリ項目
  • 不要なプログラム
  • システムの不要データ

これらを削除するとPCの動作に余裕が出ますというメッセージだ。

でもこれは、「ウィルス対策ソフト」の仕事としては、サイドメニュー的なものじゃないだろうか? 余計なおせっかいといえなくもない。

こういうのはぼくは別途「CCleaner」などのフリーソフトで対処している。こちらも使うたびに有料版を勧めてくるけど、あくまで無料版を使い続けている。

操作されています

あなたのオンラインの行動は、誰かに操作されています。これはあくまでもアバストが発見したアクセスとプライバシーの問題のひとつにすぎません。

「操作されています」なんて出てくると不安になってしまうな。ぼくのオンラインの行動がどう操作されてどんな実害が出ているのか教えてくれれば、対処するのだけど。

あなたのIPアドレスがさらされています

IPアドレスからは、使っているプロバイダや、そのユーザーがアクセスしてきた地域、会社・大学などの機関がわかったりもする。

自分で確認することもできるし、一般のサイトや掲示板の管理者も、アクセスしてきた人のIPアドレスを見ることができる。

ただIPアドレスがわかったからといってそれで即個人特定につながるわけではなく、プロバイダが警察などに情報提供するようなことでもなければ、いわゆる個人情報を知ることはできない。

IPアドレスからわかる情報はこちらのリンク先のツールでも確認できる(試しに現在のぼくのIPアドレスを入力したところ、Japanまでしか出なかった)。

https://rakko.tools/tools/11/

あなたの位置情報がさらされています

IPアドレスからは、個々のアクセスがどのあたりから来ているか、大雑把なアクセス地点や、場合によっては会社名などを知ることができる。

でもあくまでおおよその地域がわかる程度で、画像に表示されている"TOMOYOSE,JP"も、ぼくの部屋からは遠からずとも決して近からずといったところだ。ピンポイントで個人のアクセス地点を特定するほどの正確さはない。

匿名モード

匿名モードはプライバシーが完全に保護されているとはいえません

これはGoogle Chromeのシークレットウィンドウを起動したときに出てきたメッセージだ。

シークレットウィンドウでアクセスしてもIPその他は相手方には伝わるので、たしかにAvastが言ってることは間違っていない。

サーバー証明書が無効になったため

サーバー証明書が無効になったため、アバストが○○.comへの接続を遮断しました。

URLがhttps://で始まるウェブサイトは、定期的にSSL証明書というのを更新しないといけない。その証明書が期限切れになっているサイトにアクセスしようとするとこの表示が出るようだ。

一般的にはサーバーの管理業者が更新を代行してくれることが多いけど、たまに失敗することもあるみたい。

どうなる? エックスサーバーからSSLサーバー証明書更新未完了のお知らせが来た
エックスサーバーから、「SSLサーバー証明書(www.omocam.net) 更新未完了のお知らせ」という件名のメールが来た。 いまご覧のサイト「おもキャン」で、SSL証明書の自動更新に失敗したという内容だ。 その後、2度目の自動更...

やることはやる無料版Avast

こんなふうにいろいろと変わったメッセージを繰り出して有料版に乗り換えてもらおうとするAvastさんだけれど、無料版のまま使っていても、ときどき、アクセスしようとしたサイトからウイルスを捕まえて隔離したりしてくれる。

見た目は普通の個人サイトみたいなのがそういうウイルスを持ってたりするのは怖い。なかには悪意なくウイルスをばらまいてしまっているサイトもあるのではないかと思うが、Avastはそうした脅威からネット環境を守ってくれている。

個人がウイルス対策ソフトに求めるこのような基本的な性能は、Avast無料版でもしっかりしていると思う。

よく見れば上に挙げたポップアップメッセージは、ウイルス対策ソフトとしてはどれも周辺的な領域にあたるのがわかる。すなわち、プライバシー関連と、PCを通常使用するうえでのヘルスケアだ。

だからこうしたポップアップメッセージを見ていたずらに不安になるのではなく、自分に必要な機能をよく考えて選んで、無料のままにするか有料に移行するか判断するといい。

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