趣味で洋書を読むための「中古」電子辞書選び
カシオの電子辞書エクスワードの中古を選んでみた
洋書をちびちび読むのに役立てようと、カシオの電子辞書EX-word(エクスワード)を購入しました。
現行モデルの新品ではなく、旧世代の中古です。
機能面で大きく変わらないわりに、かなり安くなっていました。
当初は高校生向けにしようかと考えていたのですが、最終的に、より自分の希望を満たせる、1世代前の大学生向けモデルを購入しました。
エクスワードの英語向け各モデル(の中古)
エクスワードを英語目線で見た場合、高校生モデル、外国語(大学生推奨)モデル、プロフェッショナルモデルなどが選択肢になってくるでしょう。
この順に内蔵の辞書が充実してきて、実売価格もその順に高くなります。
(リンク先はAmazon。)
最初は、玉数の多そうな高校生モデルが安いだろうと単純に考えていたのですが、案外、大学生モデルにもそれと変わらないくらい安い中古がありました。
画像は、当時の中古エクスワードの情報を整理したメモです。
(一番上のXD-SX9800WEを購入しました。プロフェッショナルモデルは、中古でも価格面で折り合いがつきませんでした。)
リーダーズと大辞典系が欲しかった
選ぶ際に一番重視していたのが、現代語に強い『リーダーズ英和辞典』が入っていることでした。
これは高校生向けにも大学生向けにも、同じ第3版と『リーダーズ・プラス』が入っています。
しかし大学生モデルにはさらに追加して、収録語数の多い『新英和大辞典』と『ジーニアス英和大辞典』も入っていて、これが決定打になりました。
年度モデルごとの違い
大学生向けにしようと決めたあと、今度はエクスワードの年度モデルごとの違いを調べようとしたら、ネットにあまり情報がみつかりません。
公式サイトには最新版の情報しか載っておらず、どの世代でどんなリニューアルがなされてきたのかといった点ははっきりしませんでした。
何年のモデルでこういうところがこんなふうに使いやすくなりましたということをもっと簡単に一覧できたらいいのだけど、カシオも商売なので新品だけを買ってほしいのでしょうね。
Wikipediaや個人のレビューブログやX(ツイッター)の断片的な情報を整理すると、明朝体しかなかったフォントが現在のように見やすくなったのが、アウトラインフォントを採用した2019年モデルから。
そして単語を調べた回数が、全体の履歴ページだけでなく、多くの辞書で当該単語の詳細画面にも出るようになったのが、どうやら2020年モデルからのようです。
(公式サイトより引用)
ぼくはこの「調べた回数が履歴に表示される」機能が欲しかったので、2020年以降のモデルから状態のよさそうなものを捜しました。
色による価格差
中古でもグレードが上のモデルや新しいモデルが高いのは勿論ですが、カラーによっても価格に差があるようでした。
一概にいって、白(WE)よりも黒(BK)のほうが高いです。
ぼくは外装色にこだわりはなかったので、迷わず白を選びました。
実際に買ったもの
今回実際に購入したのはXD-SX9800WEで、大学生向けの2022年モデルです。
2024年末の現時点で最新となるXD-SX9810WE/BKの、1世代前のモデルになります。
価格はAmazonで14,500円でした。
現行型の新品価格がAmazonで46,800円、中古で状態のいいのが36,280円ですので、かなりいい買い物ができたと自負しています。
出品者の検討
Amazonに新品も含めてエクスワードを数多く出品しているスキエンティアという業者があって、以前からここから買えればいいかなと考えていたのですが、結局購入したのは別の(個人事業主っぽい?)業者からでした。
ストア情報を見てユーザー評価も高かったので、まあ問題ないだろうと判断しました。これもご縁です。
実際の商品の状態
箱や説明書のない本体のみの購入でしたが、しっかりした梱包で届いた本体そのものは、傷や汚れも見当たらず、使用感もほとんどない美品といってよさそうなものでした。(Amazonにおける中古ステータスは「非常に良い」でした。)
前の使用者の履歴が残っていて、それが60件ほどでしたので、本格的には使われないまま売りに出されたのかなといった印象でした。
ユーザー名などは登録されていなかったので、それ以上の来歴を知る由もありませんが、なんにしてもぼくにとってはありがたいことでした。
紙の辞書と比べてどうか?
紙の辞書も高校生用のウィズダム英和辞典を持っていますが、電子辞書を買ってからは辞書を引くのがはるかに楽になりました。
引くのも楽だし、見るのも楽です。
矢印キーを押すだけで異なる辞書の同じ項目を比べられるのもいい。
だからもう電子辞書一辺倒です。
ぼくは紙の辞書で受験勉強をした世代なので、本の形の辞書にも愛着はあるのですが、電子辞書と比べると、昔ながらの紙の辞書には、実用面ではもはやメリットがないかもしれません。
出てこなかった単語
これまでに電子辞書を引いても出てこなかった単語が一つだけありました。
ネットで検索して調べると、run(走る)の三人称単数形の、古語だそうです。いまでいうrunsですね。
これは紙の辞書にも載っていませんでした。
電池は乾電池でOK
6月の終わりに単3アルカリ乾電池2本を入れて使い始めて、電池の交換を促すメッセージが出たのが、12月の末。
だから乾電池2本で半年ほど使えたことになります。
当初はエネループの充電器と電池のセットも追加で買おうかと考えていましたが、ぼくにはまったく不要だとわかりました。
毎日バリバリ使うような使い方でないのなら、新規に充電池を誂えて運用するよりも、乾電池で使うほうが当面のランニングコストは低いです。
もちろんすでにエネループやエボルタの充電池をお持ちなら、それを使えますね。
ちなみに電池交換のメッセージが出たあとも、しばらくは普通に辞書を引くことができました。
※充電池はエネループまたは充電式エボルタが指定されていますが、両者は2023年にエネループに統一されています。
乾電池なら単3のアルカリ。ぼくはパナソニックのを使っています。
参考リンク
現時点での中古価格などは、通販サイトやフリマサイトでご確認ください。