アメリカン・ネイチャーライティング選集 森と海辺のいきものたち

『アメリカン・ネイチャーライティング選集―森と海辺のいきものたち』という邦題の本を買った。

表紙には『OTHER NATIONS:Animals in American Nature Writing』とある。

アメリカン・ネイチャーライティング選集

書影

1997年発行のこの本、とくに入手困難ってわけじゃないけれど、現在ネット上に書影がないようなので、参考までにここに掲載しておく。

(すこし歪んでますが傾きを補正してみました。クリックで拡大します。)

収められている文章は英語だけど、洋書ってわけでもない。(主に)ネイチャーライティング系の作家の文章を集めたアンソロジーだ。

正直、どういう本なのかいまひとつよくわからないまま、フィンチとかディラードとかの名前に惹かれて買ってみたのだけど、どうも大学か高校の英語授業向けの本のように思われる。

ちなみに楽天市場のもったいない本舗で335円で購入した。

書誌情報

アメリカン・ネイチャーライティング選集―森と海辺のいきものたち
著者名 Scott Slovic 編注
著者名2 伊藤詔子 編注
著者名3 結城正美 編注
出版社 音羽書房鶴見書店
ジャンル アメリカ小説選集
http://daieikyo.jp/aetp/modules/bmc/detail.php?book_id=9307

目次

目次がこちら。

エドガー・アラン・ポー、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、ジョン・ミューア、レイチェル・カーソン、ロバート・フィンチ、アニー・ディラード、テリー・テンペスト・ウィリアムズ、アリス・ウォーカーの各氏の文章が収められている。

ざっと調べてみたところ、目次に並ぶ8篇のうち、下のふたつを除き邦訳がある。

ぼくもこの中のソロー、カーソン、フィンチ、ディラードの作品を過去に日本語で読んでいたけど、ミューアさんとウィリアムズさんは知らなかったので、読むのが楽しみだ(読むのがいつになるかはわからないが…)。

巻末には単語の説明も含めたNOTESがある。

Amazonのリンク

ネイチャーライティング系の本を日本語で読んでいて、原文も読んでみたいとぼくが一番思うバリー・ロペスはこの選集には入っていない。でも、それと同じくらい原文にあたりたくなるアニー・ディラードの文章が入っている。邦訳の硬質で美しい文章はどんな英語で書かれていたのか、日本語と英語を読み比べてみたい。

タイトルとURLをコピーしました