沖縄の畑の雑草 ムラサキカタバミ

家庭菜園をしばらく放置していると、小さな花のつく雑草がよく生えてくる。

畑のような土の柔らかい場所ではのびのび育って、気が付かないうちに群落を作ってしまうけれど、それはそれできれいなものだ。

ムラサキカタバミは沖縄ではヤファタとかヤファタグサとか呼ばれている。

ムラサキカタバミの特徴

ハート型の葉っぱが3枚付いているので、中学生くらいまでは、これをクローバーだと思っていた。

葉っぱが4枚のムラサキカタバミは見たことがないけれど。

この草は根っこにユリ根みたいな白い球根(鱗茎)を持っていて、掘り起こすとそれがぽろぽろ散らばり、そこから芽を出してくる。

そのため抜いても抜いてもどんどん生える。

見た目は可憐だが生命力がとても強いのだ。

畑のほかの雑草たち

ムラサキカタバミに似たような生えかたをする畑の雑草は、ほかにもいくつかある。

黄色いウマゴヤシは、まだ寒い春先によく見かける。

青いルリハコベやオオイヌノフグリも、畑の隅にふわふわ・やわやわした群生で生えている。

野菜を育てている眼で見れば雑草には違いないけど、畑を放置してこういう草だらけ・花だらけになった状態もなかなか美しいもので、じつのところ悪くないと思う。

さらに放置していると強力なセンダングサやイネ科の背の高い植物に取って代わられてしまい、地表を支配するような力はないところも、そんな好感に影響しているに違いない。

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