最近のAmazonでは、大型家電など一部の大きめの商品については、「中身が表示されます」あるいは「この商品は、商品の外装箱のまま配達されます」と表示されるようになっているようだ。
これまでも一部の商品ページで「外箱に宛先を直接貼付して発送されることがあります」的な注意書きはあったと思うけれど、それよりももっとはっきりした表示に変わった。
個人的にはわかりやすくなったことを歓迎したい。
Amazonの「中身が表示されます」「この商品は、商品の外装箱のまま配達されます」
これまで
ぼくの個人的な過去の買い物では、レーザープリンターやドキュメントスキャナが商品の箱のまま届いたことがあった。
購入した商品が実際に届いてから、箱に直接宛名が貼られているとわかることが多かった。
あらかじめAmazon側で個々の商品ページにそのことが明記されていれば、それでは困るといった場合には購入しない選択ができる。
現在
現在は、商品ページの出荷元や販売元の記載の下に「梱包」という行が新たにできている。
「この商品は、商品の外装箱…」と表示されていて、その下の「詳細はこちら」をクリックすると、
「この商品は、商品の外装箱のまま配送されます。」の表示が現れる。
ほかに「中身が表示されます」の表記の場合もある。ティファールの衣類スチーマーのページでは、この表示が出てきた。
梱包資材を減らせるというメリットもあるので、安全に輸送できるなら個人的には歓迎したい。少なくともどんな梱包で発送されるのかわからないままよりはいい。
デメリット
しかしデメリットはいくつか考えられる。
まずはやはり安全な配送に対する懸念。大きめの家電では箱の内部も発泡スチロールなどでしっかり対策していることが多いだろうけど、中型家電、たとえばハンディークリーナーやスチームアイロンなどは、箱のサイズのわりにやわな梱包のことも多いように思うので、その辺の見定めはきちんとしてほしい。
ほかにはプライバシーの問題もある。自分が買ったものを配達の人に知られたくないという心情はごく一般的なものだと思う。もちろん同居する家族に対してもプライバシーがある。
さらに、箱も商品の一部とみなせるような商品もある。プリンターやスキャナならまだしも、好きなアニメの特典付きボックスセットやキャラクター商品などは、箱に送り状をべたっと貼られたら台無しだろう。使い終えたら売りたいといった場合にも箱はきれいなほうがいい。
ギフトラッピングで商品を隠せるのかどうか
もしかしたらギフトラッピングにすればラッピングしたうえで箱に入れてくれるのではないかと考えて、ギフト指定して注文確定画面まで進んでみた。
商品ページの「ギフトの設定」をチェックして購入直前まで進んでみる。
ギフトには袋に入れてくれるパターンと熨斗紙を貼ってくれるパターンがあり、例示されている画像を見ると、熨斗のほうは商品パッケージに直接貼られることもあるようだ。まさかこの状態で宛名の伝票を貼り付けたりはしないと思うが、定かではない。
外装箱のまま発送されると書いてある2商品で確かめてみたところ、ギフト包装可能な商品とギフト包装できない商品があった。
折り畳みステップはギフト包装できない。
レーザープリンターのトナーではギフト包装ができた。商品のサイズ次第だろうか。
まあ個人的にはわざわざ有料のギフト包装までして箱を隠すくらいならAmazonでは買わない選択をすることになりそうだけど、このように表示してくれるようになったのはその判断材料が増えたわけで、ありがたいと思う。