今年の冬は何を読もう

ここ数年、寒い冬の夜はほのぼのとした気分になって寝たいという気持ちからか、毎晩寝る前に少しずつ読むための本を、まだ暖かいうちから選ぶようになっている。

これまでの冬に読んできた本については、このへん。

安房直子さんの本を読んだ
ここ数か月、安房直子(あわ・なおこ)さんの短編小説集を読んでいた。『春の窓』という文庫を購入したのがそのきっかけだ。この本の2番目に収録されている「あるジャム屋の話」という短編を読み、いっぺんに魅了された。この本は一気に読んでしまうのではな...
冬なので『完訳 グリム童話』を読んでいます
このところ冬になると毎年のように、心温まるような短編小説を読んでから寝る習慣になっている。短編小説といっても、児童文学や昔話などをふくむ易しいものが大半だ。この数年はとくにストレスの多い世情なので、心が安らぎを求めているのに違いない。小澤俊...
あまんきみこさんの「白いぼうし」ほか『車のいろは空のいろ』作品一覧
あまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」シリーズを通読してみて、とてもよかったので紹介したい。「これは、レモンのにおいですか?」の書き出しで始まる、小学校の国語教科書にも載っていたあまんきみこさんの「白いぼうし」は、実は運転手の松井五郎さん...

 

今年の冬は、逆に冬らしい気分に浸ってみようかと、『北越雪譜』を用意していた。

江戸時代に書かれた本だから、文章が難しくて読み終えるのに春までかかるかも、と思っていたのだけど、意外にも幸田露伴や樋口一葉などの明治の小説の文章よりずっと易しく、案外すいすい読めてしまって、本格的に寒くなる前に読み終えてしまいそうだ。

というわけで、追加の本をあれこれと未読の本の中からさがしてみた。

 

ナショジオのバックナンバーがある。

 

スキャンしてPDFにしてある『エンデュアランス号漂流』を再読するのもいい。

 

夜廻り猫の新刊も、冬の夜に少しずつめくるのに相応しい。

春が来るまで、毎晩ベッドでゆっくり読み進めていきたい。

タイトルとURLをコピーしました