ぼくはネット古書通販のブックオフオンラインをよく利用する。
先日(2020年11月)そのブックオフオンラインで買い物をしたら、5点買ったうちの1点だけが先に発送された。
これまで100回以上オンラインを利用しているけれど、一度の注文分がまとめて来ず、ふたつの荷物に分かれて発送されたのは初めての経験だ。
過去の注文では、一度で注文確定した中古商品は例外なく一つの荷物で送られてきた。
さらにもうひとつ普段と違うことは、先に発送されたその商品はいつも発送元となる神奈川のブックオフオンライン配送センターからではなく、福井県にあるブックオフ実店舗からの発送だったこと。こちらも、これまでには経験のないことだ。
ブックオフオンラインでは実店舗の店頭在庫も買えるようになっている?
福井県の実店舗からの発送
今回の発送元となったのは、ブックオフ福井米松店。
発送メールに記されていたその店舗を、思わずGoogleマップで検索してみた。
ぼくがオンラインで買い、この福井市のブックオフ実店舗から発送されたのは、古い映画のDVDのセットだ。
残りの書籍4冊はその翌日、いつものように神奈川の配送センターから発送された。ブックオフオンラインの巨大な倉庫が横浜市瀬谷区にあるので、オンラインで商品を買うといつもはここから送られてくる。
Amazonなら一回の注文が2個口、3個口の荷物になることは珍しくないけれど、ブックオフオンラインでこういうことを経験したことはなかった。
ブックオフオンラインでは、中古と新品を一緒に買った場合には、それぞれ別発送になるシステムになっている。しかし今回買ったのはすべて中古商品だったので、そのシステムのせいでもないだろう。
福井と神奈川から商品が到着
そしてその荷物が相次いで到着。
右が福井から来た梱包。
この荷物は福井中央、福井南、新大阪、那覇中央、南風原中と5つの局を経由して配達された。
郵便番号が9で始まるのは沖縄だけかと思っていたら、北陸や東北にもそうした地域があるのだね。
納品書の体裁もオンラインのものとは別だった。
買ったもの。すでに見た作品も重複して入っているんだけど、『ジェニイの肖像』単体DVDを買うよりもこの10枚組のほうが安かった。
リアル店舗在庫をオンライン経由で購入
今回はこのように、実店舗の(おそらくは)店頭に並んでいた商品をオンライン経由で買ったことになるのだけれど、こうした例はこれまでにもあったのだろうか?
オンライン側で実店舗の店頭在庫のすべてを把握していて、ネットで注文を受けたら在庫のある実店舗から取り寄せ、というようなことは、まあ新刊書店のジュンク堂や丸善もやっているので不可能ではないにしても、発送まで各店舗から顧客に直接となるとさすがに商売として割に合わないような気がする(ジュンク堂は近隣の店舗に取り置きというかたち)。
仮に商品をたくさん注文して全国各地から五月雨式に届くようになったら、受け取る側も大変だ。
それとも、実店舗とオンラインで在庫を共有しているのはDVDのような一部の商品のみだったりするのだろうか。
パブリックドメイン映画のDVDセットのような、多少なりとも長期在庫リスクのある商品を店舗が買い取った場合にのみ、今回のようにオンラインと在庫を共有しておき、早期販売を期するということならありそうに思える。
(福井米松店。画像はストリートビューより引用)
こうしたいくつかの疑問の答えはいまは分からないけれど、あるいは、今後の買い物を重ねることで明らかになっていくのかもしれない。
なにか判明したら、また追記しよう。
神奈川から届いたのは本だけ。
追記:実店舗発送2回目
2度目も福井から
前回は11月だったが、1月に購入した商品でも、そのうち1点が福井の店舗から送られてきた。こんどはDVDではなくて本だ。
左が福井から、右が神奈川からの荷物。
前回は福井米松店だったが今回は福井二の宮店からの発送だった。
DVDだけじゃなくて本も実店舗から発送される可能性があることが新たにわかった。
今回は受け取りを自宅ではなく局留めにしていたので、郵便局には神奈川からのものを合わせて荷物が2つ届くことになった。それが前後して届き受け取りにも2回行ってきた。
個人的な感想を言わせてもらえば、こんなことなら、むしろ購入を避けたい。サイト上でも実店舗在庫は買う前にそれとわかるようになればいいのだけど…。
なぜ福井なのか
それにしても福井のブックオフとはご縁がありますね。前回も今回も福井の店舗からの発送なのは、偶然なのか、理由があるのか。
理由があるのだとしたら、ブックオフの中で福井がこの発送形態の先行モデル地区になっているとかなんだろうか?
上が普段のオンラインの納品書。下が実店舗からくる納品書。
また何かわかったら追記しましょう。
追記:過去の発送メールを確認。2019年10月から?
発送メール内の文言
その後、ブックオフオンラインからの発送メールに、「ひとつの注文で複数の発送元から商品が発送される場合があります」という文言があることに気が付いた。
いつからそうなっているのだろうと思いメールボックス内を検索すると、2019年10月25日以降の発送メールにこの記述が含まれていた。
その前回の買い物の10月5日発送分のメールには含まれていなかったので、この2019年10月ごろから、神奈川の倉庫以外からの発送が始まっていたことが推測できる。
それが最近ぼくのところにたまたま続いたということなんだろうか。実店舗からの発送をあと何度か経験すれば、その頻度についてもある程度つかめてきそうだ。