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部屋を全部片付けたあとで、断捨離本を3冊読みました

断捨離・片付けに関する本を3冊読んだ。 部屋の片づけがひととおり終わってから読んだので、どれも心穏やかに読むことができたと思う。 今回読んだこの3冊には、偶然にもはっきりした共通点があった。それをひとことでいうなら、「『いまの自分』にフォー...
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ちくま日本文学全集の謎の紋章が増えていく

ちくま日本文学全集。 という、昔出た単行本のシリーズがある。 1991年から刊行された一作家一冊の作品集で、文庫サイズのコンパクトな単行本で扱いやすく、ハードカバーとソフトカバーの中間のような表紙を含めて装丁もいいし、安野光雅氏の装画もいい...
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橋口譲二さんの写真集『17歳』と『17歳の軌跡』

『17歳』そして『17歳の軌跡』という2冊の写真集がある。 これは、80年代の後半に17歳だった市井の少年少女たちと、それから約10年を経て20代の終わりに差し掛かった彼らを時を隔てて再び撮影している、興味深い作品だ。 この2冊をを一緒に読...
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井川博年さんの詩集『夢去りぬ』

どういうきっかけで井川博年さんの詩集を最初に手にしたのだったかはっきり覚えていないけれども、その最初に読んだ『幸福』という詩集の冒頭に置かれた、「出発は5分でできる」という一篇に好感を持ったことから、ぼくは井川さんの詩のファンになった。 そ...
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古書は一期一会だから買える時に買っとけとはいうけれど…

ネットの中古書店で何冊か古書を買った。 その後なんとなく気分が晴れない。いや、なんとなくではなく、あきらかに気持ちがもやもやし続けていて落ち着かない。 ぼくにとって、ネット通販で古本を買うのはいつものことで、別に珍しいことでもないのに、今日...
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古本に挟まっていたもの~しおり編

新刊本を買ったときにしおりが入っていることが多いけれど、古書を買ったときにも、ときどきしおりが挟まったままになっていることがある。 このページでは、そんなしおりを集めてみた。 古本由来のしおりいろいろ 文庫や新書などの本を買うたびに、いつの...
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スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』実践記と、向いてる習慣、向かない習慣

スティーヴン・ガイズさんの著書『小さな習慣』を読んで、僕も3つの習慣づくりを始めてみました。 『小さな習慣』は、数年前に発売されてベストセラーになり、多くの読者から高い評価を得ている本で、今回この本を初めて読んだ僕にも、好ましい変化をもたら...
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Dig!20世紀その3 芥川龍之介「秋」ほか1920年代の日本文学

20世紀の日本の文学作品を振り返るシリーズの3回目は、1920年代の作品をディグるよ。 1920年代は、元号でいうと大正の後半から昭和の初めにあたる。 実は、いまに続く文芸の大衆化の土壌は、この時期に準備されたと言うこともできるのだ。 文芸...
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勇気を出して低評価商品を買ってみるシリーズ第1弾 書籍『渋谷道』レビュー

雷鳥社という出版社の本が僕の手元に数冊ある。以前出版社のサイトを見て、気になったものを一度に買ったのだった。 この『渋谷道』も、その中の一冊だ。 紹介を見て興味は持ったものの、Amazonの「星ひとつ」のレビューを見て多少及び腰になったのは...
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Dig!20世紀その2 菊池寛「忠直卿行状記」ほか1910年代の日本文学

20世紀の文学を掘る第2回目は、1910年代の小説と歌集、随筆の計10篇。 全編読んでも短いものを優先、さらに1年にひとりずつ、ひとり1作ずつという縛りをかけているので、必ずしもそれがその作家の代表作とはいえないかも。 でも、その作家に興味...