新刊本を買ったときにしおりが入っていることが多いけれど、古書を買ったときにも、ときどきしおりが挟まったままになっていることがある。
このページでは、そんなしおりを集めてみた。
古本由来のしおりいろいろ
文庫や新書などの本を買うたびに、いつの間にか溜まっていくしおりたち。
とくにコレクションの意図がなくても、集めてみるとこれくらいはあった。
本棚の中で本に挟まったままのものも、まだあるはずだ。
見慣れた大手出版社のしおりがいちばん多い。
そうしたしおりはすでにたくさんあるので、迷わず捨ててしまう。
ただ中小の出版社とか、行ったことのない書店のしおり、古めのしおりなどが入っていると、こうして取っておいたりもする。
書店のしおり
左から、三省堂書店、八重洲ブックセンター、メトロ書店。
このうち僕が行ったことがあるのは三省堂と八重洲ブックセンター。
東京堂書店、ブックエキスプレス、オリオン書房。
ブックエキスプレスは駅ナカの書店だそうで、ここもどこかの駅で入ったことがあるかもしれない。
ブックガーデンのしおりは、松井計さん『ホームレス作家』に挟まっていた。
この本を読んだのは、僕がインフルで高熱を出していた時。
体調が最悪で頭ももうろうとしていたんだけど、「どう考えてもこの人よりは自分の状況のほうがまだましだな」と思いながら読んだのをよく覚えている。
「家で読んでいても家に帰りたくなる小説」として、僕のなかで夏目漱石の『坑夫』とツートップだ。
ちょうどいま読んでいる井川博年さんの詩集にも、丸善ラゾーナ川崎店のしおりが入っていた。
都内や東京近郊の書店のしおりがほとんどなのはちょっと不思議。
大手以外の出版社のしおり
冨山房(ふざんぼう)百科文庫と、雷鳥社のしおり。
雷鳥社のキャラクターがかわいい。
古いしおり
ちくま文庫のこのデザインのしおりは懐かしい。
僕が高校生くらいの頃はこうだった。1990年ごろ。
広辞苑のしおりは、第4版が3枚、第5版が3枚、第6版が4枚に、iモード版のしおりが1枚ある。
刷りの色が違うのは何だろうか。
ひょっとして、岩波文庫の帯の色に対応していたりして。
古そうなレナウンのスポーツウェアのしおり。70年代のものだろうか。
裏は光文社文庫だった。
別の記事でも載せたけど、最近の新型コロナで再び脚光を浴びている『復活の日』(1980年)のしおり。
角川文庫のしおりが映画の割引券を兼ねている。
その裏はビーバーエアコン。
その他のしおり
出版社以外のしおりも挟まってくる。
左から、e-hon、楽天ブックス、読売新聞、ブックオフオンライン。
ブックオフオンラインのこの黄色いしおりは、「本の状態が悪いので無料にしておきました」というときに挟まってくるものだ。
オオヨシキリという鳥。裏は白紙だった。
丸井で引越。これも90年ごろの雰囲気がある。
「丸井で引越」の裏。
東京の市内局番が4桁になったのは91年だそうなので、やはりそれ以前のしおりだろう。
図書カードのしおりもあった。
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しおり以外に挟まっていたものは、こちらの記事で。
