熱伝導クッキーを作ってカップウォーマーで糸底のあるマグカップを使う

マグカップウォーマーと熱伝導クッキー

ずっと前から欲しかったマグカップウォーマーを買った。

保温能力を5段階に調節できるのを魅力に感じて、去年まで検討していたものとは別の新しい商品を選んだ。

Amazonのレビューを読んだら加熱・保温の性能面の評価でも高かったので、去年までさんざん迷って買わずにいたのが功を奏したともいえる。いまのところは、よいものが買えたと感じている。

今回はこのようなマグカップウォーマー、コーヒーウォーマーの保温力を上げる工夫を紹介したい。

コンセントタイプはもちろん、USBタイプのような出力の弱い機種でも、多少の足しにはなるかもしれない。

アルミホイルの熱伝導クッキーでマグカップウォーマーの保温力を上げる方法

マグカップウォーマーとは

この冬からこのような製品を使っている。

マグカップウォーマー

一般に「コップ保温器」とか「マグカップウォーマー」「コーヒーウォーマー」と呼ばれているものだ。電源オンで上に乗せたコーヒーカップやマグカップをずっと飲み頃の温度に保温してくれる。

昔から冬が来るたびこれがずっと欲しくて、やっと今年購入した。

長年買おうと思っていたのはMr. Coffee。

でも今回買ったのはこれ。

低温から高温まで5段階に温度調節できるのが気に入った。使ってみると、飲み物をずっと飲み頃の温度でキープできるので、冷えてしまったお茶やコーヒーを二度三度とレンジで温めなおす必要がない。何年も迷っていないでさっさと買っておけばよかったと思えるナイスな製品だ。

マグカップウォーマーには、上記製品のような家庭用ACコンセントを使うもののほかにUSB電源を使うものがあり、USBタイプのものはACと比べて価格は1000円ほど安いけれど、出力が弱く、発熱量が小さい。

こういうUSBのカップウォーマーを使っている人にも、この記事の内容は役に立つかもしれない(立たないかもしれない。すみません)。

カップウォーマーに適したコーヒーカップやマグカップ

普通のコーヒーカップやマグカップには、ほとんどのものに「糸底」がある。カップの裏の輪のようになっている部分で、糸尻や高台(こうだい)とも呼ばれる。

これを下から温めようとする場合、発熱面はこの糸底の輪にしか接しない。接する面積が小さいので、カップの飲み物に熱が伝わる効率は悪い。

陶器のマグカップで平底のものも探せばあるのだけれど、そういうのはごく少数で、簡単には見つからない。

だからカップウォーマーで飲み物を効率よく温めるには、キャンプ用の底の平べったいマグカップなどが最適なのだ。

でも、こうした糸底のないカップ類を新たに探して保温器専用にするより、普段使いのお気に入りのカップをどれでもそのまま使えるなら、もちろんそのほうがいい。

熱伝導クッキーとは?

そこで熱伝導クッキーを作って、保温性能を上げるような工夫をしてみた。

クッキー?

そう、金属製の熱伝導クッキー。

これは家庭にあるアルミホイルだけで簡単に自作することができる。

アルミニウムは、ご存じのように銀や銅に次いで熱伝導率が高い金属だ。

つまりこれを糸底のあるカップに合わせたクッキー形状に成型して、カップウォーマーの熱がカップの底全体に伝わるようにしようというわけだ。

熱伝導クッキーの作り方

熱伝導クッキーは、アルミホイルと、カップウォーマーで使いたいカップを使って作る。

糸底

このカップにもこのように糸底がある。

この糸底を埋めるべく、こんな感じでアルミホイルを丸めよう。

今回のカップには、ホイルを25cmかける40cmくらい使っている。

さらに丸める。

そして潰す。

潰したら実際に使うカップの底にはめてみて、なにかでとんとんと軽くたたいて平たくしよう。ぼくはゴムハンマーを使ったけれど、まあ固めのものなら何でもいいでしょう。ぼくはさらに紙やすりの上でこすって、底をある程度平滑にしたりもした。

これで使いたいカップにジャストフィットする熱伝導クッキーが完成した。

実際に使う前に、平たい場所に置いてカップを載せてみて、がたつきがないかどうか確認しよう。

熱伝導クッキーは、こんなふうに使いたいカップそれぞれに合わせて簡単に自作できる。

ちなみにこのTSUTAYAのカップは、ぼくが学生だった90年代に会員になったときにもらったもので、箱のまま保管していたものが夏の大掃除で出てきたので今回初めて使ってみた。

アルミニウムより熱伝導率の高い銅

今回アルミホイルのほかに、純銅製のたわしも素材として使えないかと考えてみた。

でも銅は叩くと硬化するみたいなので、アルミホイルのようには思い通りの形にはならないかもしれない。未検証。

熱伝導クッキーを使ってみる

それでは熱伝導クッキーを使ってコーヒーを加熱してみたい。

ここでいちおう免責事項を置かせてください。大切なお願い。

免責事項
当コンテンツは、熱伝導クッキーを使用した場合の個々のカップウォーマー等の挙動について、その安全を保証するものではありません。万一、当コンテンツの内容に基づく行為により、ご利用者様およびその家財その他に何らかの不都合や損害が発生したとしても、当方は何らの責任を負うものではありません。

すぐに高温になるのでくれぐれも使用中の事故ややけどには気を付けて、決して目を離さず、様子を見ながら試してみてください。カップウォーマーを傷つけたり破損させる可能性もあるので、あくまで自己責任でやっています。

 

このように熱伝導クッキーをカップウォーマーの中心に置き、その上にコーヒーカップを置く。

コーヒーは室温程度に冷めている。

このマグカップウォーマーの最大出力「5」で加温すると、数分でカップの外側が温まってきた。

しかしここで飲んでもまだぬるい。

待っているとコーヒーの表面からかすかに湯気が立ってきたが、しかしもう少し温めたい。

常温から始めて10分程度でちょうど飲み頃まで加温することができた。

さらに1~2分経つともう熱々で、啜らないと飲めない温度だ。これ以上温める必要はないのでスイッチをオフにした。

熱伝導クッキーを使わない場合は、同じカップで湯気が出てから熱々までが5分くらい。それが今回は4分前後に短縮できる程度の効果はあったといえる。劇的変化ではないが試してみた価値はあった。

その後も試してみて、熱伝導クッキーは厚すぎるよりは薄いほうがいいと思った。これのせいでカップの糸底が一部浮いてしまうと、アルミがカップの底に触れていても温まりは格段に悪くなるようだ。

わかりづらいけど湯気が出ている。

ラーメンを作る

こんどは熱伝導クッキーを使って水を温め、チキンラーメン(ミニ)が作れるかどうか試した。

カフェオレボウルに水を入れて、熱伝導クッキーを使って加熱してみる。

10分程度でふつふつと小さな泡が昇ってくる程度まで温まった。このカフェオレボウルはTSUTAYAのカップより温まりが速い感じがする。底面積が広いほうが有利な傾向があるかもしれない。

しかしそれ以上待ってもぼこぼこと沸騰するまではいかなかった。ときどきカップウォーマーの内部でカチッという音がするので、サーモスタットが働いているようだ。

寒い晩の夜食が完成。

底の平たい金属製のカップ、たとえばキャンプに使うシェラカップやマッコリコップなら、熱伝導クッキーを使わずとも同じことができるはずだ。

結論

その後、別のカップでも試してみて、熱伝導クッキーの効果は「ないことはないが劇的でもない」というあたりかなという印象を持った。過度の期待は禁物だ。

また、カップ自体にも、無視できないくらいカップウォーマーとの相性がある。ぼくの手持ちは糸底のあるカップしかないが、その中でも温まりのいいものとそうでないものがある。

こんな記事を書いてしまっておいてなんなんだけど、カップウォーマーの出力が十分でカップ選びも適切なら、今回紹介したような熱伝導クッキーは必要ない。ことにサーモスタットが入っている機種の場合、熱伝導クッキーを入れると逆効果になる(十分温まったと判断して加熱が止まる)こともありそうだ。できるだけ想定外のことをせずに、カップウォーマー正規の使い方をするのがよい。

とはいいながら、アルミホイルでペットボトルホルダーみたいなのを作ったら小さいペットボトルくらい保温できないかな…などと考えてもいる。危ないだろうか。

マグカップウォーマーのおすすめ製品の評判

今回購入に至るまでに検討した3種類のマグカップウォーマーを紹介したい。コンセント電源用のみで、加熱力の高さを最優先にしたため、USB電源のものは対象としなかった。

Mr. Coffee

去年まで購入を迷っていたのはこれだった。Mr. Coffee。このジャンルでは長らく定番といってよかった機種だと思う。海外式プラグなので、コンセントによってはプラグをやすりで削るなどの加工が要るようだ。

今回買ったカップウォーマー(Coffee Mug Warmer)

この記事で使っているのはこの製品。本体に製品名はなく、箱にも「Coffee Mug Warmer」としか書かれていない。Amazonでは「2020年の新しいコーヒーカップウォーマーとオフィスウォーマー」みたいな散文的な名前で売られていた。何かいい名前を付ければもっと売れそうなのに。

温度を段階的に設定できるのと、レビューを読んで一番熱くなる印象を受けたのでこれを購入してみたが正解だった。正直、このウォーマーであれば熱伝導クッキーは必要なかったようだ。

ともかくこれで冬のクオリティ・オブ・ライフが一段階向上した。足でコードを引っ掛けないように、デスクのわきに養生テープでコードを固定して使っている。

使い始めに戸惑うことがあったが、これから短期間で壊れたりしない限りずっと使い続けたいと思う製品だ。そのうちAmazonで悪いところも含めてレビューも書く予定なので、気になったらご覧ください。

HOTTOP WARMER

ほかにはこのHOTTOP WARMERも評判がよく、加熱力が高そうで、最後まで検討対象だった。黒が多いほかのものと比べ、白い色なのもおしゃれだ。

下に敷くものもあればなおよし

マグカップウォーマーを使うとその下のデスクもアツアツになるので、コルクを丸く切り抜いてマットを自作した。

コルクマット

カップウォーマーの直径13.5cmに対して、マットは15cmほど。

このように自作したり、既製品のコルク鍋敷きに安いのがあるので、それぞれのカップウォーマーにちょうどいいサイズのものを見つけて買うといいと思う。

こちらのコルク鍋敷きが直径16cm。現在363円。これをマグカップウォーマーと一緒に買ってもよかった。

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