「日本の古本屋」ではじめて古書を買ってみた全過程

全国各地の古書店が加盟している「日本の古本屋」で古書を購入してみた。

発送が全国の個々の古書店からになるので、注文後あらためて送料込みの支払額が通知されるシステムになっていて、Amazonなどの大手ECサイトとは勝手の異なるところもあった。

最初に簡単に説明すれば、日本の古本屋での購入方法は「注文・送料確認・決済・発送」という4段階で完結する。

その利用の流れを、時系列で書き留めておきたい。

「日本の古本屋」の本の購入方法

会員登録

会員登録はしなくても買えるようだけど、ぼくは事前に登録しておいた。登録すると「単品スピード注文」などの購入方法も利用できるようになる。

『日本の古本屋』の会員登録をしてみた
古書通販サイト『日本の古本屋』では、日本全国の古書店の在庫を検索して古書を購入できる。 今回その会員登録をしてみた。 『日本の古本屋』の会員登録まで 日本の古本屋 古い本についてネットで調べていると、ときどきこの「日本の古本屋」に参加してい...

注文確定

買ったのはこの本。『大那覇市:航空写真地図』

沖縄市にある古書店「コザすばる書房」からの購入で、書籍代は7500円だった。当時の定価は2万8000円だけれど、Amazonでは1万8700円で出品されていたり、過去にヤフオクで3500円で即決出品されていたり、古い本なので状態や販路によって現在の価格はまちまちだ。

カートに入れて「クレジット決済、キャリア決済 (通常注文)」を選んで注文確定した。

注文後は、確認メールがすぐに届いた。

この時点ではまだ送料が確定していない。送料込みの価格をショップが知らせてくるのを待ち、それに納得したら支払いという流れになる。

送料の確定・確認

午後3時前に注文して、それからおよそ4時間後の午後7時ごろ、送料込みの支払い額が確定したというメールが届いた。

今回の支払い総額は、書籍代7500円に送料1500円を足した9000円になった。

大型で重い本なので送料も結構するようだ。1500円は想像よりちょっとだけ高かったけれど、送料込みの価格に納得したので、決済に進んだ。

決済手続き

メール内のリンクURLから「日本の古本屋」のマイページに移動して、再度支払い内容を確認し、決済画面に進んだ。

 

決済画面は「SBペイメントサービス」を利用しており、クレジットカードのほかに携帯電話各社のキャリア決済もできた。

一番上のクレジットと書かれた大きなボタンをクリック。カード情報はこの段階で初めて入力する。

セキュリティコードは、Masterの楽天カードでは裏側に3桁の数字で示されていた。

注文時にクレジット払いでなく振り込み等を選んでいれば、メール内、あるいはマイページでその方法が案内されるのだろう。

決済完了後は即座に完了メールが届いた。

「日本の古本屋」のマイページを確認すると、「ご注文状況」も決済待ちから発送準備中になっていた。

発送

注文翌日のお昼過ぎ、「発送完了」メールと「追跡番号お知らせ」のメールが相次いで届いた。最初の注文から商品が発送されるまで1日かかっておらず、Amazonマーケットプレイスやブックオフオンラインで古書を買ったときよりも早いと感じた。

発送はゆうパックで、お問い合わせ番号も書いてあった。

日本郵便のサイトでこの番号を入力すれば、追跡状況を確認できる。

郵便追跡サービス - 日本郵便
郵便追跡サービスのサイトです。あなたがお出しになった郵便物等・ゆうパック・国際郵便物が、お届け先に配達されているか今すぐ調べられます。
※追記:その後に日本の古本屋を利用した際には、注文から送料確定、決済、発送、追跡番号通知までわずか32分ということもあったので、発送までのスピード感は、利用した店舗や定休日等のタイミングによっても変わるのだと思います。

マイページで進捗を確認できる

「日本の古本屋」マイページのメッセージ欄にも、進捗状況がこのように随時追加されていく。

本が到着

発送翌日の午後2時ごろ、本が自宅に到着した。

箱入りの大きな本をダンボール、クラフト紙、ビニール包装の順で梱包してあった。

貼付された証紙の額面は910円だった。梱包・発送の作業料を含めれば、送料1500円はまあ許容できる範囲かな。

※また別の書店では、送料はゆうパックの正規料金のみということもありました。このあたりも個々の店舗によるかと思います。

まとめ・日本の古本屋で初めて本を買った感想

日本の古本屋での初めての買い物だった。簡単に整理すると、

  1. 注文確定
  2. 送料確定
  3. 決済
  4. 発送→到着

という流れになる。

注文確定時点ではまだ送料込みの金額がわからないところは、Amazonマーケットプレイスやブックオフオンラインなどとは異なるポイントだった。

加盟店によっては、「ゆうメールやレターパック等の中で最も安い方法で発送します」などと説明書きのあるショップもあるので、購入前にはそうした記載も参考にできるだろう。

ぼくはクレジットカードで支払ったけれど、クレジットカードを使いたくない向きには、多くのショップで振り込みもできるようだし、それに携帯電話のキャリア決済もできるので、支払い方法の選択肢はまあまあ多いと思う。

会員登録するまではマイページがない(はず)。その場合にどんな手続きで支払うことになるのかは確認できなかった。会員登録は無料なので、実際に本を買うかどうか決まっていなくても、先に済ませておくといい。

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