ワイヤレス・bluetoothイヤホンの片耳だけで、左右の音を聴きたい
コード付き片耳イヤホン
以前からコード付きの片耳イヤホンを使っている。
ステレオの左右の音をまとめて、一か所から鳴らしてくれる。いわばステレオをモノラルに変換してくれるイヤホンだ。
右耳の調子が悪いことがあるぼくにとって便利なイヤホンで、このイヤホンがワイヤレスになったバージョンがあれば欲しいと以前から考えていた。
TAOTRONICS SoundLiberty 97の片耳モード
今回bluetoothイヤホンのTAOTRONICS SoundLiberty 97を買った。
このイヤホンには「片耳モード」というのが存在する。
片側のイヤホンをケースにしまうことで、もう一方側のイヤホンだけで音が聞けるというものだ。
この「片耳モード」について、ぼくはてっきり片側のイヤホンだけで左右chの音を聴ける機能だと思っていたのだけど、実際に試してみたところ、少し違った。
これは「使わない側の音をオフにする」機能だった。
だから左イヤホンを使って聴けば左chの音だけが聞こえるし、右イヤホンで聴けば右chの音だけが聞こえる。
期待したのはこれではなかったのだけど、もう少し工夫してみよう。
イヤホンの片側だけですべての音を出すには
片側のイヤホンですべての音をバランスよく聴くには、出力側でステレオになっているのをモノラルに変更できればよいわけだ。
今回はこの動画を使って、スマホでモノラル出力への変更を試してみた。
この動画ではポール・デズモンドのアルトサックスは右寄りに位置しているので、左イヤホンだけで聴くと、サックスがずっと遠くに引っ込んで聞こえる。
これをモノラル出力で聴いてみよう。
iPhoneの音声をモノラル出力にする
iPhoneの場合、「設定>アクセシビリティ>オーディオ/ビジュアル>モノラルオーディオをオン」という方法でステレオ音声をモノラル出力できる。
Androidにも同様の機能はあると思う。
これであらためて上記の動画を再生してみると、左右のチャンネルの音が均等にミックスされて、片側イヤホンだけで聴いても音の偏りがなくなり、アルトサックスも大きなボリュームで聞こえるようになった。
片耳だけですべての音を聴きたいという所期の目的は、これで一応達成することができた。
さらに音源側でモノラル化できないステレオ音源についても、どうにかして片側で聴けるようにできないかと考えている。
SoundLiberty 97で用が足せた
SoundLiberty 97は、片側のイヤホンをケースにしまえば自動的に片耳モードに切り替わるので、左イヤホンだけで聴くときは右のイヤホンが無音になり、使い勝手がいい。
片耳だけで聴いているときにも、ケースからもう一方のイヤホンを取り出すことで自動的に両耳モードになるので、片耳/両耳の使い分けにも面倒がない。
ただし今回はiPhoneの出力そのものをモノラルにしたため、両耳で聴くときでもモノラルで、楽器の位置が左右に分離されてはいない。
ほんとうは、片耳だけなら左右ミックスで、両耳ならステレオで、と自動で切り替わってくれれば一番いいのだけど、ぼくは必要に応じて片耳だけでも聴けることを優先したいので、まあこれでいいと割り切って使っている。