「蚊がいなくなるスプレー」というものをいただいたので使ってみた。
これまでの3年ほどはフマキラーの「おすだけベープ」というのを使っていて、これがまだたっぷり残っている。「蚊がいなくなるスプレー」はこれとどう違うのか比較してみたい。
知らないうちに新モデルになっているようで、いまの「おすだけベープ」はボトルがコンパクトだ。ぼくの家にあるのは断面が楕円形の円柱状で、リンク先のものと比べると幅が倍くらい大きいタイプだ。
「蚊がいなくなるスプレー」と「おすだけベープ」の違い
「蚊がいなくなるスプレー」と「おすだけベープ」
実は今夏、ぼくの部屋では蚊を見ていないので、効き目のほどは実証できていないけれど、「蚊がいなくなるスプレー」と「おすだけベープ」では、うたっている効果がちょっと違うことがわかった。
すなわち、スプレーすれば薬剤が天井や壁面に付着して、そこに止まった蚊を殺すというのが「蚊がいなくなるスプレー」。
蚊がいないときに噴霧しても24時間の効果があるという触れ込みだ。
それに対して、スプレー後に薬剤が長く空中にとどまって蚊を殺すのが「おすだけベープ」だ。
この「おすだけベープ」は確かにそのような効果があるようで、部屋に蚊が飛んでいるときこれを蚊に向かって噴射すると、薬液を蚊に直撃させなくても、スプレーしたあたりをあとで蚊がもう一度通過するだけで、ひょろひょろと床に落ちて飛べなくなってしまう。
狙いを外してしまっても結構効くので、以前のような大型の缶入り殺虫スプレーよりもぼくは好感を持っている。サイズもコンパクトで存在感が小さいのもいい。
また、直接スプレーすれば蚊以外の小虫にも効くのを確認している。
いったん壁についても再蒸散して効き目が長続きするというのだけど、これはまあ信じるしかないか。
そして今回もらったほうの「蚊がいなくなるスプレー」も使ってみた。
「お肌の虫よけではありません」という注意がある。たしかにこれだけボトルが小さいと、こんな表示も必要かもしれない。
ノズルは上向きに噴射するようについている。
プシュッとスプレーしてみたところ、約1メートル弱、薬剤が噴射されるのが見えた。
正直に感想を言うと、これで部屋の四方の壁が蚊を殺す装置に変化したとは到底思えない分量なんだけれど、まあ、ある程度の効果はあると思いたい。
心許ないのでとりあえず2回噴霧しておいた。
先にも書いたように、今夏ぼくの部屋にはまだ蚊が出ていない。
エアコンを使うので窓を常時締め切っているということが一番の理由だろうけれど、田舎とはいえ、現代の住宅地では蚊も生きにくい環境になっているのかもしれない。
追記・効き目はありそうだ
夏も終わりに近づいて網戸にしている時間が長くなってきたころ、しばらく使っていないテーブルの上に、小さな蚊が死んでいるのを見つけた。探してみると全部で3匹見つかった。
どうやら「蚊がいなくなるスプレー」が効いたらしい。
掃除の行き届いていない家具の隙間などを探せば、部屋の壁ぎわなどでも死んでいるのかもしれない。
涼しくなるまでは1日1回、使っていくことにしよう。
「蚊がいなくなるスプレー」も「おすだけベープ」も、効き目が24時間持続するものと12時間のものがある。
おそらくどっちを使っても、ひと夏では使い切れないだろう。長持ちするあまりメーカーの売り上げは減るのではないかと、要らないことまで考えてしまう。