木工用ボンドで金属の錆が取れるのか実験

筆入れについている金属プレートが錆びついているので、これが木工用ボンドできれいになるのかどうか、試してみた。

金属の錆は木工用ボンドではがせるのか

錆に木工用ボンド

高校生時代に使っていた古い筆入れが出てきた。長期間使わずにしまい込まれていたので、表面についている金属のプレートにも赤錆が発生していた。

磁石が付くからプレートは鉄なんだろうけど、全面錆だらけということはなく、彫りこまれた文字の部分にだけ盛大に錆が発生して、文字が錆で埋まってしまっている。

これを木工用ボンドで取り去ってみたいと思う。

文字を覆うようにボンドを塗った。

このまま一晩放置して待つ。

一晩経過すると、白かったボンドが乾いて透明になっている。

では、はがしてみましょう。

べりべり…(というような音は、別にしませんが)。

表面の錆が取れている。でもまだかなりの錆が残っている。

というわけで、2回目。

この作業を繰り返していった。

はがしたボンドを並べてみると、こんなふうになった。

こうしてみると、どれも赤錆の茶色が文字の周囲まで広範囲に広がっているのがわかる。

ボンドはただ表面の錆にくっついてはがしているだけではなくて、乾いていく過程で、溝の中の錆を溶かし出して浮かせているようだ。

でもなぜか、初回ではなくて3回目がいちばん濃かった。

錆による食が進んでしまった部分は戻らないが、繰り返すほどに錆そのものの茶色は徐々に薄くなっていった。

何度も繰り返せばそれだけきれいになっていくけれど、その分、一度に取れる錆の量も減っていく。どれだけきれいにできるかは結局のところ根気で決まってきそうだ。

ぼくはこれくらいで切り上げました。

昔はレコード盤の溝に入ったほこりなんてものも木工用ボンドで除去したりしたそうだ。

↓のような錆除去剤を使うまでもないくらいのちょっとした錆なら、木工用ボンドを試してみるのもいい。

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