講談社文庫の『不思議の国のアリス』を読んで多読を始めた
英語と日本語でアリスを読む
先月、英語版の『不思議の国のアリス』を2度読んだ。最初は翻訳にあたりながら、段落ごとに英語と日本語を交互に読み、2度目は英語でまず1章読んでそのあと日本語でその部分を読むという読み方をした。
2度目は内容を把握しているので、英語の文章が簡単な箇所であれば、パッパッと視線移動して、単語を頭の中で発音せずに、数語ずつの意味のまとまりを把握していくような読み方ができる。そうすると読書のペースも速い。
英語の多読
『不思議の国のアリス』を読んでいるときにはまだ知らなかったのだけど、英語多読といって100万語を目標に英語の本を数多く読んでいく勉強法(?)があり、ネットにもたくさんの情報がある。
多読の草分け的提唱者の酒井邦秀さんの著書『快読100万語!ペーパーバックへの道』によると、100万語を読むと、次はこれがいいですよという指導なしで自分で本を選んでペーパーバックを読めるようになるという。山登りでいうと単独行ができるくらいになる。
この英文多読には、知らない単語が出てきても辞書を引かないとか、日本語に訳さず英語のまま読むというようなポリシーがあり、ごくごく易しいものから緩やかなペースでしだいに読む物の難易度を上げていって、挫折のないように英語の本を自由に読めるまで習熟していく。
また、その100万語に到達するまでには、同じものを二度三度と読んでもいい。
これはいいかもと思って自分でもやってみようと思った。
『不思議の国のアリス』のオリジナル版は調べてみると約2万6000語あるそうなので、ぼくはいまのところ2万6000語かける2で、5万2000語程度を読んだことになる。
100万語まで先は長く、そのうち飽きが来る可能性大だ。でもたとえしばらく途切れることがあったってそれまでに読んだ語数は減りはしないのだから、読めるときに読んでいけばいいという気持ちで英語の本と楽に付き合っていきたい。
1か月目:5万2000語
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