MDFの板を切るのにオルファのPカッター(アクリルカッター)L型が便利だった

MDF切断Pカッター

一般に「アクリルカッター」として使われているオルファのPカッターが、MDFの板をきれいに切るのにも便利だったので紹介したい。

オルファPカッターL型をMDF切断に使用してみたレビュー

オルファPカッター

これがオルファのPカッター。

最初は小さいのを買うつもりだったんだけどAmazonではS型は4個からしか買えなくなっていて、やむを得ず大きいL型のほうにしたのが結果オーライだった。

大きいPカッターで掘った溝にはのこぎりの歯がぴったり入った。

小さいS型だとのこぎりは入らなかった可能性がある。

MDFをPカッターで切断する手順

このような薄手のMDFは、Pカッターで簡単に切ることができる。

今回の材料はダイソーで買った厚さ6㎜のMDF板。

まず切りたい箇所に線を引いた。

ここまではのこぎりで切る時と同じだ。

次は定規を当ててPカッターで線を軽くなぞろう。

数回なぞると、このように浅い溝が掘れている。

このくらいになったらあとは定規は外して、少し力を入れて線を深くしていく。

浅い溝を掘って深くしていく。

数十回なぞったあたりで、刃が6㎜のMDFを貫通する。テーブルを傷つけないように、削れてもいい端材などの上で作業しよう。

MDFはPカッターだけで最後まで切断(切削)することもできるけれど、ある程度溝が掘れたらのこぎりにチェンジしてもいい。

アサリのないのこぎりであればこのようにPカッターの溝に刃が入り、そのまま切り進められる。

このように切りたい線できれいに切ることができた。

MDFの両面に線を引いて、両側からPカッターで掘っていくことも試してみた。でも両面から掘っていくと中心でずれて木口に段差ができることが多い。

そうして切った断面はこんな感じになる。

それより片面から溝を掘って、途中からはのこぎりで切るとのこぎりも線からずれていかないし、MDFの断面が比較的きれいに仕上がる。

こんなふうに切れる。

Pカッター(アクリルカッター)の使い勝手について

刃をボディ内に収納できるPカッター(アクリルカッター)はオルファだけのようだ。これは便利なので他社もそうしたらいいのにと思った。道具箱に裸で入れておいても不安がない。

替刃もハンドル内に2枚付属している。

セットされているのを合わせて合計3枚、1枚の刃は前後が使えるので、6か所の刃が消耗するまで使えてコスパがいい。

MDFの粉について

MDFの断面や表面からは細かい粉が出てくる。これは水拭きしても止まらないので厄介だ。

日常的に使うような箱類を作るなら、この粉は止めたい。

このMDFの粉はニスを塗って止めることができる。和信の透明ウレタンニスもおすすめのニスのひとつだ。

粉が出ない程度に2,3回塗り重ねてから400~600番くらいの細かい番手の紙やすりで均すと、繊維の凸凹感も緩和されて、つるつるのすべすべに仕上がる。

 

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