ScanSnapiX1500でjpg出力を選んでいるのにpdfで保存されてしまう現象

この記事の概要。

事例:jpgの設定でサイズの小さい原稿(テレホンカード)をスキャンすると、jpgではなくpdfで保存された。

理由:ScanSnapが原稿種別を自動判別していて、それぞれに異なる出力形式が設定されていたから。

対処:すべての原稿種別ごとに設定を詰めるか、または、自動判別をオフにして、「文書」などひとつに固定する。

JPGでスキャンしたのにPDFになってしまう現象を回避するには

現象

古いテレホンカードをjpg設定でスキャンしようとしたら、pdfで出力されてしまった。

これまではjpg設定を選べば普通にjpgで保存できていたので、pdfになる理由がわからない。

試しにA4の書類をスキャンすると、正常にjpgで保存される。

なぜだろうと考えていると、あることに気づいた。テレカをスキャンしようとすると、カラー選択・スキャン面選択・解像度選択が、どれもAUTOになっていた。

jpg保存時のプロファイル設定は「カラー・両面・スーパーファイン・JPEG」で固定していたはずなのに、なぜ???

これは、PC(ScanSnap HOME)側で、設定をしっかり詰めていなかったからだとわかった。

今回の例では、テレホンカードのサイズが小さいため、ScanSnapが「名刺」あるいは「レシート」だと判断していたと思われる。

そのため、出力設定も「AUTO」に切り替わっていたのだった。

PC側の設定

PCでScanSnap HOMEを起動して、jpg用の設定を確認してみた。

現状では、原稿種別が自動で判断される設定になっており、文書/名刺/レシート/写真のそれぞれに出力設定が用意されている。

ぼくがプロファイルを作った時に項目を固定していたのは「文書」だけだったようだ。

それ以外の、名刺/レシート/写真のタブでは、カラーその他の項目がすべてAUTOになっていた。

そこで、原稿種判別のメニューを「すべての原稿を文書として読み取ります」に変更すると、文書以外のタブが消えた。

これでテレホンカードのような小さなものをスキャンしてもすべて.jpgで出力されるようになった。

設定によっては、pdfで出力したつもりがjpgで保存されてしまうという、逆のパターンもありそうだ。

その場合も、ScanSnap HOMEの設定を見直すことで望みの結果を得られるはずだ。

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