硬筆用下敷きのおすすめはどっち? 共栄プラスチックのオリオンズとソニックのやわカタを比べてみた

硬筆用下敷き

机の上で万年筆を使ってルーズリーフ等に字を書くのに、硬筆用の下敷きを愛用しています。

今回は、鉛筆書きやペン字用の下敷きとしてよくおすすめされている硬筆用下敷き2枚を比較してみました。

個人的な結論を先にいえば、万年筆を使っての書き味では共栄プラスチックのオリオンズ硬筆用が上、しかし使い勝手まで含めればソニックのやわカタが総合的に上回るといった印象です。

硬筆用下敷き2枚を比べる

ソニック やわカタ A4サイズ

ソニックの「やわカタ」を購入しました。

透明な下敷きで、片面がつるつるした硬い面、もう片方がざらざらした柔らかい質感の面になっています。

意識して文字をきれいに書くのには柔らかい面が、またスピーディに筆記するのには硬い面が適しています。

やわらかい側の表面はこんな感じの梨地。

A4のコピー用紙を右下角にぴったり合わせて置いてみました。

サイズには多少の余裕があります。

両面を使って細字の万年筆で筆記してみると、硬い側はカツカツとした感触なのに対し、やわらかい側ではその感触が緩和され、いくぶん滑らかに字が書けます。

硬い側では、一角一角の線もやわらかい側より細くなりやすいように感じました。

共栄プラスチック オリオンズ A4サイズ

こちらの共栄プラスチックの黒い下敷きは、ぼくが以前から使っているものです。

半年ほど使っているうちに縁に近い側がたわんで盛り上がってきたので、クリアポケットの表紙を切ったものを両面テープで貼り付けて使っています。

こんなふうに上側だけ貼り付けました。

貼り付けていない下側は、このように端に近い部分が盛り上がっています。

この下敷きは経年でたわんでくる以外にも、単体で自立せず、ノートなどと一緒に本棚に立てていてもペロッとお辞儀してしまうという欠点がありましたが、このように薄いクリアポケットの表紙に貼り付けることで立てて置けるようにもなりました。

万年筆での書き味は、やわカタの柔らかい面と比べてさらに一段階くらいソフトで、手に伝わってくる衝撃が少ないことから疲れにくく感じて、ぼくとしてはこちらの方が好みです。

総合的な評価

やわカタは意識的に両面の使い分けができて便利なことと、かばんに入れても持ち運びできる適度な硬さがあるので、児童生徒、学生の皆さんにはこちらがおすすめできると思います。薄いのでノートに挟んで使うにも適しています。

使いはじめはケミカルな刺激臭があるのでしばらく風にさらしてから使うとよいでしょう。

 

共栄プラスチックのオリオンズのほうは、立てて置けないとか次第にたわんでくるとかいった欠点があります。不用意にかばんに入れるとうねうねになりそうです。

ただ書き心地の点では、ぼく個人の感想としてはこちらのほうがやわカタよりも上です。厚みもあり、机の上に敷いて使う人や、書く分量が多い人、手が疲れないことを優先したい大人のユーザーにお勧めです。こちらにも透明のタイプがあります。

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