裁断済みの本を木工用ボンドとキッチンペーパーで製本しなおしてみた

一度裁断してばらばらになった本のページを、もう一度本の形に製本しなおせるだろうか。

そんなことを考えてやってみました。

裁断後の本を再製本するには

裁断済みの本を再製本する

今回製本してみようと思ったのは、裁断済みの文庫本。

自分で裁断してスキャンしたあとのページの束だ。

いつもは古紙回収に出しているのだけど、ふと、もう一度本の形にできるのではないかと思いつき、この本を使って実験してみることにした。

本棚のスペースを開けるために蔵書をスキャンしてデジタル化しているので、また本の形に戻してしまうのは本末転倒ではあるのだけど、まあ試しにやってみましょう。

ScanSnap iX1500じっくりレビュー 裁断・スキャン・PDF作成までの自炊の流れ
ScanSnap iX1500(PFU)を購入してそろそろ1年になる。 レビューを書こうと思いながら時間が経ってしまったが、スキャンしながら作業の写真も撮りためてきたので、ここらで使ってきた感想をまとめてみたい。 iX1500は...

木工用ボンド

市販の文庫本は、弾力性のある樹脂でページと表紙がまとめられている。

自分で製本する場合、製本機用の糊以外に、グルーガンのグルー、あるいは家屋の隙間などを埋めるコーキング剤を用いることもあるそうだ。

ぼくは手元にある木工用ボンドで試してみた。

どの面を揃えるか

今回の材料は、1冊の本を何度かに分けて裁断しているため、すべてのページが同じ幅に揃ってはいない。

小口を揃えると、

背表紙の側はこのようにガタガタになっている。

あらためて同じ幅に裁断しなおすのも手間だったので、このまま接着してみた。

クリップで束を挟んでページと表紙を固定したうえで、綿棒を使って木工用ボンドを塗る。

ハードカバーの単行本では、よく寒冷紗(網目の荒い薄布)でこの部分が補強されている。

ここではキッチンペーパーを切ったものを貼ってみた。

このまま乾くまで一晩待つ。

ミルフィーユかバウムクーヘンか…。

乾いたら、もう一度ボンドを塗って今度は裏表紙を貼り付けた。

本文のページを裁断した分だけ、裏表紙が少し余ってしまったので、サイズを合わせるように3mmほど端を切り落とした。

で、それが乾きました。

小口側ではきれいにページが揃っているけれど、

背表紙側はやっぱりガタガタだ。

でもまあ一応は綴じることができてはいるようだ。なかほどのページを1枚持ってぶら下げてみても、ページが外れたりはしなかった。

開いたところ。

平綴じのノートのようにフラットに開くようになるかと思っていたけれど、そうでもない。元の文庫の開き方に近い。あとから付けた背表紙も案外補強に役立っている。

ただこのように接着が心もとないページもあった。

ボンドを塗るときは、最初は水を足してもう少しゆるめにしたりして、ページ側により深く染み込んでいくようにしたらよかったかもしれない。

あるいは点線で示した個所にカッターなどで切り込みを入れて、接着剤がしっかり全ページに行き渡るようにしてもよかったかと思う。

改善ポイント

裁断した本を再製本してみて、気が付いた改善点。

  • 小口側でも背表紙側でも、ページができるだけ揃っているとよい
  • 接着剤がすべてのページに行き渡る工夫をする

専用の糊を使う製本機がなくても、木工用ボンドを使った手作業で再製本はじゅうぶん可能と感じた。もちろんクオリティの差はあるだろうけど。

またキッチンペーパーよりもやはり寒冷紗のほうが、網目になっている分だけ、糊の層を厚くできそうにも思った。

 

カバーもセロテープなどで復元できないことはない。今回は再製本できるかどうか試してみただけなので、そこまではやらなかった。

タイトルとURLをコピーしました